釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

20タトゥーラSVTWでいろいろ投げてみたインプレ。


新型コロナウイルスの影響がとても大きくなってきました・・・。

特に経済面での影響の深刻さには恐怖を覚えますね。

ただ、感染拡大の終息やはっきりとした対策法が明らかになりさえすれば、また元の状態に戻るでしょうから、とにかく一刻も早い終息を願うばかりです。

そして、今罹患されている方々の早期の快復を祈ります。

 

 

さて、昨年末に購入したNEWタトゥーラSVTW。

左ハンドルのエクストラハイギアです。

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何度か使ってみて、色んなルアーを試しました。

その上で自分なりの感想を書いてみましたので、検討の際の参考になれば幸いです。

 

 

 

ジグ、ワーム系を投げてみる。

まずはブラックレーベルBLX 6101M+FBとの組み合わせでジグ、ワーム系を投げてみました。

 

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やや強い横風の中、5gテキサスや1/4oz(7g)ジグを使ってブレーキを8にセット。

通常のキャストは気持ちよく行えました。まあこの辺りはスペックを考えれば当然でしょう。

 

スキッピングが簡単、ピッチングもまずまず良い

通常のキャストだけでなく、スキッピングもストレスなく行えます。

スキッピングはテキサスリグで、総重量がおよそ18gあった状態でもブレーキ8で結構簡単に出来ました。

前モデルは『最高にスキッピングしやすいリール』という触れ込みでしたが、今回もそれは受け継がれていますね。むしろスプール径が小さくなったことで更にやり易くやったのではないでしょうか。

ベイトリールでのスキッピングが苦手な人は、このリールにラインを少なめに巻いて高比重ワームのノーシンカー、まずはブレーキMAXで挑めばバックラッシュもしませんし、絶対に出来るようになります。

 

ピッチングも問題なし。SVは遠心やマグフォースZと比べると低回転時にもブレーキが効く感じがしますが、慣れればあまり影響は無いように思います。

 

 

ライトプラグを投げてみる。

私がこのリールで気になっていたのは、AIR系ではない32mm径のスプールでどのくらい軽いルアーを投げられるのか?ということ。

中弾性カーボンロッド(キスラー/マグネシウムのML)に同じくフロロ12lbのタックルでいくつか試してみました。

 

 

タイニーブリッツMR(O.S.P)

タイニーブリッツの重さは6.3g。

ブレーキ設定は6で、何のストレスもなく飛んでいきました。

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(上からタイニーブリッツMR、ディープタイニーN、タイニーピーナッツ)

 

写真上から順にウェイトが軽くなっていきますが、当然ですがタイニーブリッツが最も投げやすかったです。

 

ディープタイニーN(ノーマン)

ノーマルモデルの箱出しでは重さ1/8oz、つまり3.5gですが、定番のフックチューンをしていて実測5gあります。

ちなみに『Tournament Series』と表記のある青いパッケージのものは、最初からこのフックチューンがしてあります。

 

このチューニングではリアフックを大きくする(#4)のでキャスト時のルアーの姿勢が安定しやすく、重さの割にはまずまず快適に投げられました。

 

タイニーピーナッツ(ダイワ)

旧プチピーナッツ、新旧でちょっと形は変わりましたが重さは変わらず4g。

 

これぐらいがこのリールでキャストできる限界でしょう。

投げてみると、それなりに飛びます。飛距離は少なくとも20mは出ている感じです。

ただし初速を出そうとしすぎると糸が浮くので、しっかりと重さをティップに乗せて運ぶイメージで投げます。

この軽さになるとティップにしっかりと重みを乗せられないロッドでは、まずまともにキャスト出来ませんね。

箱出しの状態で投げましたが、純正の極細フックをサイズを上げてレギュラーワイヤーに交換すれば投げやすさはアップするでしょう。

 

ちなみに・・・。

余談ですが、この後リールをアルファスCTSV(ラインはナイロン12lbをハーフラインで)に替えて投げてみると・・・快適にヒューンと飛んでいきます!特にスプールの立ち上がりに明確な差を感じられました。 

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(さすがにCTスプールの対応力はワンランク上。)

 

スプール径が2mm小さくなることの(それ以外もスプール素材やシャフトレスという違いがありますが)恩恵はなかなかのものですね!

でもキャスト時のノイズはタトゥーラSVTWの方が小さいような気が・・・??

 

ジョイクロ70F(ガンクラフト)

重さは4.1gでタイニーピーナッツと同程度ですが、扁平で細長い形状の影響か、こちらの方がキャストのし辛さは上。 

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(ちっちゃ!!)

 

投げてみると一応なんとかなる、という感じでキャストのコントロールがとても難しいです。

この辺はもうベイトフィネス専用機かスピニングリールの出番ですね。

 

軽いプラグを投げるなら5〜6gまでがオススメ。

あくまで個人的な結論ですが、マグネシウムのMLは国内メーカーのロッドのLくらいのパワーなのでLパワーの低〜中弾性ロッドとの組み合わせで下限5gくらいがまずまず快適に扱える範囲かな、と思いました。

ベイトフィネスロッドは持っていないので分かりませんが、もっと細いラインで巻く量も減らせばさらに軽いリグを投げることも可能かもしれませんね。プラグと同じ論法で行けば1/8oz(3.5g)スモラバ+トレーラーくらいは楽に投げられそうです。

 

 

ということで、試したルアー達は以上です。 

 

 

 

その他感想 

思っていたよりも軽いプラグを投げられたので、結構幅広いルアーをカバーできるな〜という印象です。

特にこだわりが無ければ、ほとんどの事がこのリールで出来ちゃいますね。価格を考えると本当にスゴイ!

以下、気になったポイントです。

 

手が小さくても握りやすい!

スティーズや19タトゥーラTWと同じボディ形状。コンパクトです。

ここが素晴らしいですね。ブラックレーベルの紹介記事でも書きましたが、エアセンサーシートとの組み合わせでキャストからルアーのアクションまで、一貫して2フィンガーで問題なく釣りが出来ました。コンパクトだとリールを持つ手が疲れにくく、一日中キャスト、リーリング、アクションと繰り返していく上で快適さが違います。

この価格でスティーズのフォルムを使う代償としか思えないサイドプレートの蜘蛛マークですが、もしもあれが無いデザインにしてしまうと間違いなくスティーズの売上に影響すると思いますのでやむを得ないと割り切りましょう。(笑)

そもそもそんなに目立たないので、私は気になりませんが。 

 

あ、ちなみにUSダイワのタトゥーラエリートなら、サイドプレートの蜘蛛マークがありません(メカニカルのキャップに有り)。

 

ただしこちらはSV非搭載で、強化版19タトゥーラTWという感じのモデルですが。

 

巻き感

いいですね〜。この価格なら文句無しでは?

XH(8.1:1)のギア比で巻き重りするかな〜と思っていたのですが、特段気になりませんでした。

ただし私の19タトゥーラTWの方の巻き感は悪いので、個体ごとのバラつきはありそうな気がします。

ハンドル長は85mmですが、リールやスプールのサイズを考えるとちょうどよく感じました。

※ハンドルノブとウォームシャフトに計4つベアリングを追加している上での感想です。

 

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キャストフィールがなかなか良い

思ったより気持ちよく飛んでくれます。ノイズも少ない気がします。

ロッドとの組み合わせにもよりますが、5〜20gくらいまで幅広く対応できますね。

32mmスプールの立ち上がりのレスポンスの良さは期待通りでしたが、SVスプールの弱点であるキャスト後半の失速をあまり感じませんでした。なぜだろう?ジリオンやアルファスのSVとなんか違うような。

シャフトがあるから?まあ、気持ちの問題という可能性も大いにありますが。

 

ハーフラインが絶対オススメ!!

快適なキャストのポイントは、糸巻き量をハーフライン以下に抑えること。

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(ラインはスプールに刻んである目印の線以内に。出来るだけ少なく!)

 

軽いリグやルアーを投げるときに、32mmスプールの立ち上がりのよさを活かせます。

遠投も利くリールですが、ひたすら遠投したいなら他のリールを選んだほうが快適です。

 

 

 

コスパ最強なのでは?

コンパクトでトラブルレス、デザインも◎なバーサタイルリール。

自重もまずまずで、ダイワならではの高いカスタマイズ性も魅力です。

う〜ん、価格考えたら何も言うことナシ!!

私の所有しているタックルを考えると、重量級巻きモノ用にスプール径大きめのものが1つあれば、残りは全てこのリールでもいいくらいです。

とにかく買って後悔はないリールかな、と。

 

現行ジリオンSVTWの需要を大いに食ってしまいそうなので、次期ジリオンは更にタフコンセプト寄りになるのかな?

そちらも楽しみです。

 

 

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