釣りで一息。

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【インプレ】アルファスSVTW 800S(シャロースプール)の使い心地など私的感想。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

先日・・・どころかもう半年も前に購入しました、アルファスSVTW 800S。時が経つのは早いですねえ。

2021年にリリースされたアルファスSVTWの翌年に登場した、シャロースプールモデルです。

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自分なりに使い込んでみた感想をメモっていたので、検討の参考になればと思います。

(※2024/4/7 使用感などについて少し追記してます)

 

なお、私の使用しているモデルは右ハンドルのハイギア。

そして、箱出しの状態からハンドルをSLPワークスの85mmカーボンハンドルに、ハンドルノブをノンコートコルクノブに換装しています。

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ハンドル周りを軽量化して巻き感度アップ。

ノンコートコルクノブの手触りが優しくて気持ちいいです。

 

 

後述しますがこのカスタムは簡単ながら本当にイイ!

 

ライトプラグ専用リールとしての使用感

もともと軽量巻きモノ用に使っていたアルファスCTの役割を継ぐために買い換えたので、このアルファスSVTWも軽量プラグ専用で使うつもりです。

そういうわけで、いくつか軽量プラグを投げてみました。

ラインはナイロン12lbを40mほど巻いています。

 

とある日に試したルアーはこちら。

横風がちょっと強め(多分3mくらい)の日でした。

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①ブリッツ/O.S.P

②B-Tight MR/開発クランク

③スティーズペンシル60F/ダイワ

④タイニーピーナッツDR/ダイワ

 

①ブリッツ(9g)

無論、余裕のある快適さ。感触も良好。

ブリッツは32mmくらいのスプールで投げる時の感覚が好きです。CTだと何だかちょっと物足りない。

ブレーキは7〜8。6だと多少ラインが浮きますが、風が無ければ問題ないか。

 

②B-Tight MR(6g)

小型のウッドクランク。ブレーキ8で快適に投げられます。

このアルファスではウッドクランクをたくさん投げたいですね。

 

③スティーズペンシル60F(4.2g)

ボディ後方にウェイトが固定されていて、表記の自重の割には随分と投げやすく、よく飛んでくれるルアーです。

ロッドの反発を活かせば20mくらいは楽に飛ばせます。ブレーキは8。

 

④タイニーピーナッツDR(4.5g)

前述のスティーズペンシルより表記の自重はあるものの、重心の違いで投げやすさはかなり劣ります。

飛距離はスティーズペンシルと変わらないくらいは出せますが、コントロールはつけづらい。CTの方が随分と投げやすい印象です。

 

と、サンプルが少なすぎる感のあるメモで恐縮ですが・・・以上は使い始めの頃のものです。

その後、6〜10gのプラグを中心にかなり投げ込みました。

 

個人的な感想

今作もSVスプールの安定感は間違いナシです。

・・・が、軽量ルアー(体感だと6gより下)をキャストするときの快適さはCTが大きく上回っていると感じました。

CTのG1・30mmと今作の超々ジュラルミン・32mmの差は軽量ルアーを投げるときの初動に顕著です。7gくらいから上は今作の方が快適に使えます。

下はルアーのシルエットや重心にもよりますが、プラグなら5gくらいが快適に使える下限ラインかな、と感じました。

そもそもCTとはコンセプトが被っているようないないような何とも言えない感じなので、軽いもの重視ならCT、汎用性重視ならこちら、という棲み分けでいいのかな?果たしてCTの後継機は今後出てくるのだろうか。

その他では、糸の巻きグセがCTに比べるとだいぶ緩和されるので、これは特にフロロ使いの人はメリットを感じられると思います。

 

そしてやっぱりハイパードライブはイイ!

これまでも汎用機と大型機で体感していたものが、ライト寄りの機種でもバッチリ体感できています。

巻いている時の雑味の無さ、しっかりしている感じ、好きですね〜。

クランクベイトを巻いているときの心地よさ、このリールが本当に好きになりました。

メインギアの素材がブラスなのも巻きモノメインなら嬉しい。1日中ずっと巻いていても飽きません。

欲を言えば、ギア比6台(巻き取り長60cm台)がラインナップにあればなぁ・・・。

 

21ジリオンSVTWを使用してハイパードライブの使い心地の良さに驚き、タトゥーラ300という大型ロープロでもそれを体感できました。

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そして今作アルファスSVTW。

もう私の中ではバス用ベイトはダイワ一択で回答が出たな・・・という気持ちが正直なところです。

もちろんこれは、個人的な好みの話ですけどね。

 

(※2024/4/7追記 -----)

糸巻き量について

しばらくの間は12lbナイロンをだいたい40mくらい巻いていました。

ただ他をいろいろ試していくうち、今では14lbナイロンで一旦落ち着いています。

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GT-Rウルトラの14lbを上の写真のとおりほぼ目一杯巻いて、ラインカウンターで計測すると45m。

主にライトプラグ用として使うので糸巻き量としては充分です。

なお糸巻き後のスプール重量は、

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16.27g、いい感じです。

このシャロースプールの糸巻き量が私にとっては本当にちょうどいい塩梅ですね。

 

ジリオンとのサムレスト部の差

21ジリオンと同時に使っていて感じたのは、サムレスト部の素材の差。

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ジリオンはクラッチ付近に仕切り線が見える通り、サムレスト部のパーツはメインボディとは別になっていて、ここは樹脂です。おそらく軽量化のためだと思われます。

一方でアルファスはサムレストがボディと一体のため、ここはアルミ。さらにジリオンと比べて明らかに分厚くなっています。

これ、フッキング時や魚とのやりとりの際、ジリオンはサムレストが歪むのがわかるんですよね。

アルファスはサムレストにブランキングこそありますが、思い切り握り込んでもびくともしません。特に魚を掛けた後の安心感はひときわ違いを感じます。

このため巻きモノ使用時のパーミングも、アルファスの方が感覚的に優っていますね。

 

スプール幅

このアルファスを巻きモノ用として使うときに気になる(かもしれない)のがスプール幅。

スプール径32mm/幅21mmという仕様で、ダイワのバーサタイル機で採用されている径34mm/幅24mmより幅が1割強ほど狭くなっています。

スプール幅が狭くなるとキャスト時の糸の放出がスムーズになる反面、糸巻き径の減りが大きくなります。よく”スプール痩せ”と言ったりします。

 

これの何が問題かと言うと、ルアーの引き始めと引き終わりでスプールの糸巻き径が大きく違うため、同じハンドル一回転でも始めの方と終わりの方で巻き取り長さの変動が大きくなるんですよね。

巻きモノの基本中の基本は『ルアーを一定の速度で引いてくる』なので、同じテンポでハンドルを巻いていても速度が勝手に変わっていくわけです。

最近のシマノなんて幅19mmが主流ですから、あれで遠投したら一定速度での巻き取りには結構な訓練を要しそうな・・・。

 

で、このアルファスですが、私の場合は投げる距離がだいたい10m、遠投してもせいぜい20mという使い方なので特に気にしなくていいかなと思ってます。

なので、巻きモノをある程度遠投して使いたい!という場合は、他のリールを選んだ方が無難でしょう。ラインが太ければ太いほど影響も大きくなるので、そこも考慮する必要があります。

まあアルファスを専らそういう用途で使う人はあまりいない気がしますが。

ちなみにこの幅21mmというのは、CTシリーズと同一です。私は旧アルファスCTからの入れ替えなので、この点は違和感なく使えています。

(----- 追記ここまで)

 

余談ですが・・・

先述のとおり、SLPカーボンハンドル+ノンコートコルクノブでハンドル周りを軽量化しています。

これにより、軽量巻きモノを使うときの快適度がすご〜くアップしたと感じています。

 

 

もうデフォには戻せない・・・何で今までこのカスタムをしなかったんだろう私は。

本当イイですコレ。

 

というわけで、購入以来このアルファスSVTW800Sは私のタックルの中でも最も出番の多いリールになっています。

昨年夏から使い始めて、まだ小バス〜最大でも30cmくらいのものしか釣っていないので、大きいの獲りたいですね〜。

 

 

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