こんにちは、訪問ありがとうございます。
先日購入しましたタトゥーラXT 6111HSBを実際に使ってみましたので、使用感などをまとめてみました。
スイムベイト向けという位置づけなので、主にS字系を使っています。
タックル
リール:21タトゥーラ300XH
ライン:PE8本編みの3号
リーダー:バリバスナイロン25lb(FGノット)
リールのブレーキダイヤルは14に設定して使用しました。
使用した各ルアーの投げ感を中心に。
ジョイクロ178(2oz)
まずは定番、レギュラーサイズのジョイクロから。
まあ余裕です。
オーバーヘッドでのキャストもルアーが回転しやすいことを無視すれば全然問題なし。
スライドスイマー175(2.8oz)
まだまだ余裕があります。
キャスト時にはジョイクロ178よりもしっかりと竿にルアーの重みが乗る感覚があります。
ダウズスイマー220(3.6oz)
いわゆるフルサイズ近辺のウェイトです。
オーバーヘッドキャストでもまだ大丈夫。
クラッシュ9(4oz)
ロッドの推奨ウェイト上限の4oz。
全く問題なし。リップ有りのビッグベイトをクランキングで使う場合、抵抗をベリーまで曲げて受け止めてくれるので案外楽だなと感じました。
メガドッグ(約4.5oz)
重さ表記130gのビッグペンシル。
まだまだ大丈夫です。タックルが軽快なのでロッドワークでのドッグウォークも割とやりやすい。
シーバスにも持っていきたいなあ。
スライドスイマー250(6.2oz)
約175g、私の所有するビッグベイトの中で最も重く、このロッドのウエイト表記MAX4ozを大きく超えています。
このあたりからジャイアントベイトにカテゴライズされてきますね。
さすがにここまで重いと難しいかなーと予想していましたが、案外普通にキャストできました。
とはいえ重いので当然オーバーヘッドキャストは禁物。アンダー気味にゆっくり溜めて投げるのがコツです。
しかし先の方のガイドが小さくて貧弱な感じがするので、ずっとこの重さを投げ続けることに耐えられるのかどうかはわかりませんね・・・個人的にはちょっと不安。見た目的にってだけですけど。
スティーズスピナーベイト1/2oz
今度は逆に軽い方を投げてみます。
表記は1/2ozですが実測値は約19.5g(スピナーベイトはブレードなどの重量が加わるため)、5/8oz強といったところですね。
投げてみると竿にルアーの重みがほとんど乗らず、スカスカした投げ感でした。狙ったポイントへのコントロールは困難。
垂らしを50cmほどとると、そこそこ遠投できました。ダイヤルブレーキの設定を13に下げるとより快適。
恐らく、推奨ウェイト下限の3/8ozを投げるのは厳しいでしょうねえ。
Bカスタム1oz
こちらは表記は1ozですが実測では約43.7g。もう1.5ozです。(笑)
このくらいになると、きちんと反発を活かしたキャストができます。
巻いているときの竿の挙動もいい感じで、バイトがあったときの受け止めとアワセもバッチリ決まりそう。深場でのビッグスピナーベイト 、もしかしてこれが一番快適に使えるかも・・・!?
ルアーの投げ感については以上です。
ノット抜けは問題なし
個人的に心配していたのが、トップから4番あたりまでのガイドリングが小さいことによるノット抜けへの影響でした。
PE3号にナイロンリーダー25lb(6号くらい)を2ヒロ(キャスト時、結束部はスプールに収まっている)程度というシステムで、特段キャスト時のノット抜けが悪いと感じることはありませんでした。
ルアーを軽くすると影響が出るかな?と思いましたが、前述の1/2ozスピナーベイトを投げたときにも特段気になることはありませんでした。
回収時にノットが引っ掛かる
ノット部を放出する際には特段の影響がなかったのとは逆に、回収する際には高確率でトップガイドのところにノット部が『ガッ』と引っ掛かります。
『ガッ』となってもそのままガイドを乗り越えてくれればよいのですが、ハンドルが回せなくなることの方が多かったです。
対処としては一度クラッチを切り、再度ハンドルを回すとテンションが一瞬緩んでトップガイドを乗り越えてくれますが、これは正直、使っていてとても鬱陶しかったですね・・・。
結束はFGノットなので、リーダーの端糸が自分の方を向くことになります。
トップガイドが小さいことにより、この端糸がガイドをまたぐように引っ掛かるのが原因ですね。
つまりこの現象はリーダーの端糸が反対を向くSFノットなどで解消可能ですが、そうすると今度はキャスト時に引っ掛かる・・・。(笑)
ちょっと嫌ですけど、端糸をギリギリまで短く切って対処が最も現実的でしょう。
まあ買ったときの更新でも書きましたが、そもそもラインシステムを組んで使うなんてことは想定されていないと思うのでこれは私が勝手に残念に思っているだけですし、仕方のないことです。
フックハンガーはビッグベイトには向いてない?
フックハンガーだけはあまり有用ではありませんでしたね。
あの位置にあってビッグベイトを掛けておくと、大きなフックがブラブラしてリール側のメインラインと干渉しやすいです。
ただしこれはビッグベイトだから起こることなので、普通のプラグやワームフックを掛けておくには間違いなく便利です。
是非ともリールもタトゥーラで。
タトゥーラ300との相性はとても良いです。
リールシートは廉価版用のオリジナルですが、300サイズとの組み合わせはむしろエアセンサーよりこっちの方がいいかも?とも思ったり。
全体的にはとても良いと思う。
使ってみて、全体的には投げ感、操作性、軽快さなど非常に良いと感じました。
特にベリーまでスムーズに入る、いわゆるダルめの調子(負荷をかけたとき)のおかげで6oz超えも問題なく投げられる懐の深さはとても気に入りました。
6'11"の長さはオカッパリでもボートでも扱いやすいですね。今まで7'10"を使っていたので、これは良い意味で大きな違いを感じたところです。
ガイドリングが小さかったことで心配していたノット抜けは意外にも問題なし。
ただし回収時の引っ掛かりはPE+リーダー派にとっては厄介。これに関してはロングリーダー化や端糸の調整など、対処法を試していきたいと思います。
なんだかんだ言ってもこの価格ならほぼ文句なしって結論に落ち着きます。1万円ちょっとで買えるスイムベイト・ビッグベイト専用ロッドですからねぇ。
私が購入したのは1ピース(グリップジョイント)ですが、この番手はセンターカット2ピースモデルもラインナップされているのでお好みの方をどうぞ。
あとは早く魚を掛けるだけ!
シーバスにも使ってみようと思います。
これは本気でグラスコンポジットモデル(662MRB-G)も欲しくなってきましたよ・・・。