こんにちは、訪問ありがとうございます。
前回は新たにシーバスロッドを購入したお話でしたが、今回はバスロッド購入のお話です。
これはもう買う!と決めてたヤツ。
(※2024/4/6追記 ちょい実使用インプレをアップしました)
タトゥーラXT 6111HSB
2024年新製品として情報がリリースされたときから大注目しておりました、タトゥーラXT!!
これは買うぞ!と決めていたので。
お値段ジャスト1万円!・・・と200円くらい。
こんなに安いのに竿袋まで付いてます。
あわせてキャンペーンのステッカーももらいました。タトゥーラピーナッツは当たらず。
購入したのは最初の狙いどおりに6111HSB。
ビッグベイト用ロッドで少し短めのものが欲しかったんですよね。でも漠然といいのがあればなぁ・・・という感じで優先度が低かったところ、この値段なら買うしかないよねってことで。
価格の割に頑張ってるブランクス。
このタトゥーラXT、ダイワのバスロッドのラインナップ中では最も下位のモデルになるのですが。
なかなかすごいんですよ、スペックが。
ブランクスにはHVFカーボン、X45とブレーディングXを採用しています。これはダイワでいうとリベリオンと同スペックのブランクスということになります。こっちだとお値段半分ですよ!
もちろん、材料とか仕上げのレベルは違いがあるかもしれませんが。
見た目
デザインもなかなかイイ感じなのです。
TATULAの浮き文字に漂う高級感。
ダイワでは2016年頃に『クロノス』というロッドがありまして、価格帯はこのタトゥーラXTを少し上回るくらいのエントリーモデルでした。
あのクロノスもデザインは黒を基調にシルバーの差し色という構成自体は似ています。
ただ、クロノスはメッキ感の強いシルバーの使い方が悪くて、かなり安っぽい見た目でした。
それに比べると今回のタトゥーラXTは見た目だけだとエントリーモデルとは思えないセンスの良さが光ります。
余談ですが、かつてのクロノスもまたHVF・X45・ブレーディングX採用というブランクスでした。後述する諸々も含めて、今回のタトゥーラXTは『クロノスがちょっと安くなって(※ガイドはグレードダウンして)復活した』といえるでしょう。
フックハンガー搭載
あると便利なフックハンガーが付いてます。
フックハンガーはアメリカのロッドにはメーカー問わずかなり高い割合で付いていて、ここは北米市場で既に販売されていたタトゥーラXTの仕様を引き継いでいます。
バット部にブレーディングX
TATULAの浮き文字の上からバットガイド下にかけてはブレーディングXが。
ざっくり言うとブレーディングXは補強、X45は基本構造です。つまりX45の最外層をブレーディングXで締め上げて補強しているんですね。
リールシートは非エアセンサー
リールシートはブレイゾン以上のクラスでお馴染みのエアセンサーシートではありません。
フードナットにFujiとありますが、リールシート本体は旧ブラックレーベルやクロノスと同じ形状に見えるのでオリジナルですかね。
ガイドはOリング
ガイドもコスト最重視です。
フレームはステンレス。
竿に掛かっていたタグ。
ニューコンセプト”O”、ニュースリムOリング、とありますね。
富士工業のガイドリングはグレードが上のものから順に
トルザイト→SiC→Oリング
となります。
Oリングの素材はアルミオキサイドで、上記のとおり富士工業のガイドの中では最も下のグレードのものです。
実はOリングそのものは私自身アメリカ製のロッドで結構使っていて、これまで特段機能には不満を持ったことはありません。
今回のタトゥーラXTで気になるのはリングのサイズ。
トップから第1、2、3、4と非常に小さいんですよね。
ブランクスに気合が入っている分、リールシートとガイドでは徹底したコストダウンが図られていることは容易に推測がつきます。ガイドリングのサイズが小さいのもその一環でしょうか。
ガイドが小さいということでまずノット抜けが気になります。基本、PE3〜4号にナイロンリーダー6号前後を結束するのでキャスト時の抜けがどうなのか?
ただし、もともとPE+リーダーでバス釣りをするような人はこのロッドの購買層として想定されていないと思うので仕方がないですが。
加えてキャスト時のPEとの摩擦も大きくなりそうで、そうなるとOリングという素材のデメリットである熱伝導率の低さの影響を受けそうなのも懸念点。これもまたPE(以下略
なお、かつてのクロノスではガイドはオールステンレスフレームSiCでした。
今回のタトゥーラXTではガイドはグレードダウンした分、価格が安くなっています。昨今のインフレ、原材料高を考えるとタトゥーラXTはかなり頑張っているのでは。
持った感じは。
ガイドが小さいことのメリットなのか、持った感じは予想よりずっと軽やかでシャキッとしています。
ティップは硬めで、ベリーはスムーズに曲がり、バット付近にかけても意外に曲がります。
これはキャストがしやすそうで、結構無理もききそうな感じ。
スイムベイト専用ロッドですが、持った瞬間に『うおぉパワーありそう・・・!』みたいなことは全然なくて、専用ロッドを初めて買ってみようかな、という人にも取っつきやすそう。
1万円で買えちゃうスイムベイト専用ロッドというのも世の中にあまり無いでしょうから、そういう意味でも入門用にこの上ないロッドなんじゃないでしょうか?
使い途
当然ですがビッグベイト専用で考えています。2ozクラスから、投げられれば6ozまで。
基本的にタトゥーラ300と組み合わせて使うつもりです。
見た目はイイ感じ。
ただこのロッドには圧倒的に似合うリールがありまして・・・それが24タトゥーラ100。
明らかにこの組み合わせを前提としたトータルデザインとなっていますね。
両方買い揃えてもアンダー3万円。すごい。
シルバー系のリールとの組み合わせも案外いいです。21ジリオンと。
最近のダイワリールは差し色がなくなったので、このタトゥーラXTとはいい具合に調和しますね。
ただいまTATULAキャンペーン中。
このタトゥーラXTほかタトゥーラ製品を購入すると、5月31日までタトゥーラ10周年記念グッズが当たるキャンペーンを開催しています。
店頭でのスクラッチでタトゥーラデザインのメガピーナッツもしくはステッカーが当たります。
私は冒頭の写真のとおりステッカーでした・・・。
さらに専用応募ハガキで応募券を送るとWチャンスでタトゥーラデザインのフードシャツかキャップが抽選で当たります。
どっちにしようかな?どっちもなかなかカッコいいですね。当たればいいなぁ。
かなりオススメだと思う。
ブランクスを充実させる一方で、ガイドとリールシートではコスト低減を徹底、これにより実売1万円を実現。
スペック的にはほぼかつてのクロノスの再来ではあるのですが、クロノスからデザインの安っぽさを完全に消し去っていて、個人的にはもうガイドくらいしか気になる点はありません。
というかPE使わないならガイドも気にならない。
価格考えるとすごい。
私の購入したスイムベイト用ロッドの他にも、グラスコンポジットやパワーフィネスといったモデルもあり『興味ある分野だけど専用ロッド買うほどでもないかな〜』といったフワッとした需要に応えてくれる価格とスペックだと思います。
もちろん複数本買って、タトゥーラ100と組み合わせてカッコよく揃えるのも大アリ。
実際に使うのはこれからですけど、私はかつてクロノスを使っていたので使用感は絶対に良いはずだと思っています。
出来ればかつての旧ゾディアスみたいに、徐々にマニアックな謎番手が増えていってくれると嬉しいですね。(笑)
個人的にはグラスコンポジットモデルが充実してくれることを願ってます。
661LRB-Gとか、701MHFB-Gとか欲しいな〜。
この価格で見た目がいいから、何も考えずにホイホイっと買えちゃうんですよね。
センターカット2ピースが充実しているのもイイですね!ラインナップ拡大に期待です。