こんにちは、訪問ありがとうございます。
前回の更新からの、続きの話題です。
21ジリオンのギア交換&ギア比チューン。
現状のギア比はエクストラハイギアの8.5:1です。
これを、ギア交換によってパワーギアの5.5:1へと変更します。
というわけで早速。
作業開始
今回はギア2箇所を交換するだけなので、分解といっても全バラシはしません。
作業時間は写真を取りながらあれこれやって小一時間というところでした。
特段難しい作業もなく、普通にやれば20分ほどで終えられると思います。
準備した道具
・マイナスドライバー※本当はSLPワークスのSPドライバーがいいです
・ソケットドライバー(六角の穴が空いているもの)
・精密六角棒レンチ
・ギア用グリス
これだけあればOK。
ホームセンターで容易に揃います。
それぞれの道具については後述。
ハンドル周りの分解
ひとまずスプールを外しておきます。別に最初に外さなくても作業はできますが。
後ろでピンボケしている樹脂キャップを外し、ソケットドライバーでハンドルロックナットを取り外します。
ソケットドライバーは平径(対辺)10mm=M6用のものがあればシマノもダイワもだいたいいけるので、1つあるととても便利ですよ。
そこからは順番にハンドルやワッシャー、スタードラグを外していって・・・。
外から見えているものは全て取り外しました。
(※少し手抜きしてます。メカニカルのキャップと下のシャフトは本当は先に取っておいた方がいいと思います)
ギアボックスを開ける
さて、ここからが21ジリオン以前のリールとは違うところ。
ギアボックスを開けるには、まず内側のこの2箇所のビスを外します。
以前は全てビスが外側にあったんですよね。
さらにこれを外すのに精密六角レンチが必要になります。
サイズは2.5で、この手のものがホームセンターに行けば安く入手できます。
それともう一箇所。
これでギアボックスを開けることに成功!
冒頭のとおり、メインギア(ドライブギア)とピニオンギアを交換するだけなので分解はここまでです。
ギア交換
ドラグ、メインギア、ピニオンギアと取り外していきます。
ドラグを外したときに小さいパーツが2つ、ぴょこんと落ちてきました。
ドラグの音出しピンとバネですね。危うく失くしちゃうところでした。
あとは交換するギアを取り付けるだけです。
ギアの比較
せっかくなので、ギアの形状を見比べてみましょう。
下の通り、ギア比が下がるとピニオンギアは大きく、メインギアは小さくなります。
ピニオンギアは大小どころか、形状から大きく異なっていますね。
メインギアもこの通り。
大きさと歯面に差があります。
ギアの素材
ギアの素材について気になったのでメーカーに問い合わせてみたところ、
メインギア:G1ジュラルミン
ピニオンギア:非開示
との回答でした。
16ジリオンはメインギアがブラスだったので、軽量化のため素材変更したのでしょう。
ピニオンギアの素材は非開示とのことですが、何だろう?
うっすら色がついているのは素材ゆえなのか表面処理なのか・・・完全素人なので予測すら出来ません。
あとはギアを組み込めば作業完了・・・の前に、ギアをグリスアップします。
今回はSLPワークス純正のグリスを買ってみました!駆動部用の104。
今まで何でもかんでもシマノのDG-04を使用してきたのですが、このSLPのグリスも全然違ってとてもいい感じですね!まだ塗布しただけですけど。
やっぱりダイワリールにはこっちだな。
(※2024/2/18追記 正しくはギアにはSLPの300をご使用ください!)
これでグリスアップしたギアに入れ替え。
完成!
元通りに組み付けて完成!パワーギアでパワーアップ!
ついでにカーボンハンドルも取り付けて気分は完全にクランカー!
ノブは他にもいろいろ試してみたいと思ってます。
糸はナイロン16lbに巻き替える予定。こうなるとスプールも追加したいゾ。
空回ししてみて、ハンドル1回転あたりXH比マイナス31cmの低速化が目に明らかなのはわかりました。(笑)
早速使ってみたいのですが、折り悪く、水辺に行くには危険な天気ですね・・・。
(※2023/8/9 実戦投入!いい感じです)