こんにちは、訪問ありがとうございます。
前回の更新からもうだいぶ経っています・・・。
そのときに、21ジリオンのギア比変更チューニングを行い、XH(8.5:1)→P(5.5:1)へとパワーギア(ローギア)化しました。
その後なかなか釣りに行く機会を作れず、この度ようやくの釣行。
あまり釣果には期待せずパワーギアの感触をしっかり掴もうと、そんな感じで。
釣果
日の出前から釣り始めて、案外ポツポツと上がりました。
特段の作戦もなく、カバーに日陰やブレイクが絡むところを丹念にクランキングで。
クランクベイトはラウンドとフラットサイドを交互に試してみました。
ナイスフィッシュでしょう?
実は25cmくらいしかありません。
上手く撮れました。(笑)
日が昇りきると暑いという表現では全く足りないくらいの熱波で、早々に休憩タイムに入ります。
その後、昼まではポツポツ釣れ続けて計7〜8尾くらい。
熱中症が怖いので早めに納竿、満足の1日でした。
パワーギアの良し悪し。
ギア比5台は遥か昔に5.8:1のリョービ・バリウスF300を使用していた頃以来です。ちなみにバリウスの200サイズは6.1:1です。
今回、数はまずまず釣れたので、これはパワーギアのおかげだ!と言いたいところですが・・・それはわかりません。
使ってみてこれはいいな、と感じたのは巻き速度を一定に保ちやすいこと。
巻きモノにおいては基本中の基本として一定のスピードでルアーを引いてくる、という約束があります。
もちろん理屈としてはギア比が高かろうが低かろうが一定のスピードで巻けばいいだけなのですが、ギア比が低ければ多少の動作のムラや癖は隠してくれます。
それからハンドルを巻くリズム。ルアーのスピードを見ながらリズムを調整していましたが、なんとも軽快な感じが心地いい。ハイギアだと速すぎる。そりゃ巻きモノ好きはみんなカルカッタコンクエストのノーマルギアを使うわけですね。
(ハンドルを回すリズムも掴みやすい)
短所として感じたのは、スポットを通した後の回収に手間取ること。まあ当然のことです。
これで次に投げ込むタイミングの自由度が下がるので、釣りのテンポが変わって少し辛い。
パワーギア特有の巻き上げの軽さは、特段感じることはありませんでした。シャロークランク程度ではハイギアとあまり差を感じられないのでしょうね。
それから感度。これもよくわかりませんでした。
リールのギア比のみの話ではなく、タックルバランスの方が重要な気がしています。
パワーギアはバラシが増えるのか?
個人的に気になっていたのは”ギア比が下がる→バラシが増える”のではないか、ということ。
やり取りにかかる時間が増えること、ラインのテンションが抜けやすくなること(魚が手前に走ってきたときの対応など)、これらからバラシ低減にはハイギアが有利になると考えるのが自然です。
この日の結果だけで結論づけるならば、7〜8本釣れましたがバラシはゼロ。
これは、いつもは結構雑にポンピングしながらハイギアの巻き取りスピードに頼ってやり取りしているところを、バラシが増えるはずだと思い意識的にロッドをしっかり曲げて、ゴリ巻きでのやり取りに終始したことが良かったのかもしれません。
と言っても、この日に釣り上げたのはいずれも30cm前後の小さいバス。
例えばワカサギを追い回して捕食しているキロオーバーなど、パワーもスピードもあるバスだとどうなるかは・・・まだわかりません。
潰しは効かない、けど。
長所より短所が目立ちがちだという印象を持っていたパワーギアのベイトリール、今回使ってみて一つ持ってていいかな、という好感を持ちました。
ただしバスの巻きモノ以外にはまず使わないので、潰しは効きません。実際そこが一番の短所かも。
軽くシマノとダイワで調べてみると、ギア比5台で巻き取り長さ50cm台のベイトリールはカルカッタコンクエスト、同DC、ジリオンにしかラインナップされていないんですね。バンタムですらラインナップに無い。
カルカッタコンクエストのパワーギア(ノーマルギア)が無くなることはまずないと思いますが、ダイワはどうだろう・・・たとえ無くなってもせめてチューン用でギア販売だけでも残してくれたら、こういう楽しみ方もあるので嬉しいんですけどね。
それにしても21ジリオン、XHだろうがPだろうが、変わらず頼れる素晴らしいリールです。