最近のことですが、ある日の仕事中に携帯のメールをチェックしたところ・・・こんなメールが届いていました。
恥ずかしい話ですが、そのまま誘導されて"→ご変更はこちらから"をタップしてしまうところでした。
このフィッシングメール、これまでで最も誘導に引っかかりそうになった。
— carpballlll@野球好き (@baseballlll4) 2021年10月1日
くれぐれも気をつけましょう! pic.twitter.com/SARROSDBJo
落ち着いて考えてみれば、ETC利用紹介サービスなるタイトルのメールなどこれまで一度も届いたことはありませんでしたから、明らかにおかしいわけですが。
しかし、架空請求2回、個人情報流出1回、知人を騙る詐欺電話については若かりし頃より数え切れないほど経験している私でさえもうっかりやられそうになるとは。油断大敵。
そんな私が誘導されそうになった理由としては、
・最近フィッシングメールとはご無沙汰だった
・この手のメールの定番、Amazonとか楽天を騙るものとは違う初めてのもの
・おかしいところがあまり目立たない文章
・私が使っているETCカードの期限が切れる頃だった
このあたりが思い当たります。
特に最後に挙げた点については、私が実際に使用しているカードがちょうど更新のタイミングで、新しいカードが届いたが入れ替えていなかった、と言う事情と重なっており、これがうっかりとリンク先に誘導されかけた最大の原因でした。
つまり、送る方はターゲットの事などどうでもよくて所構わず大量送信しているわけですが、その受信者が自分の状況とメールの内容を勝手にリンクさせて、そこで被害者となる間口が出来上がるというわけですね。危ない。
結局おかしいと気づいたので、クリックしたらどうなるかということまでは分かりませんが、恐らくは遷移先で何らかの情報の入力などを求められるのでしょう。
とにかく、身に覚えのないメールなどは無視しておくに限ります。
無視できなかったのが私の妻なんですが、この記事をアップしたのちは被害等もなく特段の後日談はありません。が、念のためそのクレジットカードは切り替えました。
この記事を書いたのがもう一年も前という事実が衝撃的で、ブログ書いてるだけなのに思わぬカウンターパンチをお見舞いされた気分です・・・。
話はこの度のことに戻って、この手のメールの文章にありがちなおかしな文体についてですが、段々と改善されているところが厄介なものです。上記の過去記事内にあるメールの文体は明らかに変でしたからね。
今回のメールは第一印象としてこれまで見てきたものよりも違和感が少なめだと思いましたが、やはりよく読めばおかしい。
以下に添削してみました。
こんにちは、○○○○(←挨拶がわりの呼び捨て)
ETCサービスをご利用いただきありがとうございます(←句点が無い)
ETCサービスは無効になりました。(←理由も述べず唐突)
引き続きサービスをご利用いただきたい(←使い方が明らかに間違っている)場合は、下記リンクより詳細をご確認ください。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、(←変な改行)
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。(←こんなに堅い印象の文のくせに"とぞ"が平仮名)
美しさも整然さも全く持ち合わせておらず、とりあえず意図が伝わればいいだろうという軽薄さがよくわかりますね。
日本語なめんな!!!(怒)