2021年モデルの新作、どんどん情報が出てきますね。
コロナ禍でアウトドアアクティビティに改めて目が向けられる中で、釣り業界も更なる盛り上がりを期待します。
セルテートSW
ダイワのベイトリールは一通り見ましたが、スピニングリールもいくつか気合の入った新作が出ています。
その中でも私が最も気になったのが、セルテートSW。
(ダイワ公式サイトより)
へぇ〜。
・・・って、SW!?なんで!?
ネーミングのパターンがシマノそのまんまじゃないですか!
ステラSW、ツインパワーSW、ストラディックSWのシマノファミリーに紛れ込むのが狙いなのか・・・?(笑)
3年前にLTコンセプトが発表されて以来、スピニングリールの番手はシマノと同等の表記となり、LTではないソルティガもモデルチェンジに合わせて番手表記をシマノに合わせてきました。
そこは早くも定着してきた感がありますが、まさか名前のパターンまで合わせてくるなんて。ビックリですよ。
キャタリナは何処へ。
名前はさておき、このセルテートSWの登場によって大型スピニングとしてのキャタリナはなくなってしまうのでしょうか。
あるいはストラディッククラスに格下げか。
いや、そこには一応ブラストがいる・・・?
キャタリナというブランド自体は、オフショア用ロッドが最近でもリリースされていることから消滅するということは考えにくいです。
私自身、ちょうど最近スロージギング用ロッドのキャタリナSJを購入していますし。
ベイトリールにもキャタリナとキャタリナBJがありますが、ここはそのまま続くのかな?そろそろモデルチェンジありそうですが。
それにしても、ダイワはフラッグシップモデルに準じるセルテートとルビアスのブランド力を底上げしようと、とても力を入れているのが分かりますね。
プロモーションの仕方から、ジリオンもそこに入って来そうです。
シマノでもツインパワーやメタニウムはフラッグシップでなくともブランド力ありますもんね。
今回も『ほぼソルティガ』だけど・・・!
さて製品の方を見ていくと、過去のキャタリナはいい意味で『ほぼソルティガ』というのが特徴だったのですが、今回のセルテートSWではメーカーの方が自ら『ほぼソルティガです』って仰っています。(笑)
【セルテートSW実機解説】ソルティガボディにZAIONローター搭載!?基本構造はほぼソルティガだと!? -2021年ダイワスピニングリール新製品
見た目は『ほぼセルテート(無印)』?
機構としては、モノコックボディ採用は既定路線だったと思うのですが、キモはローターにザイオンを採用したことでしょう。
15ソルティガ、16キャタリナで採用されていたザイオンエアローターは20ソルティガでは強度重視のアルミローターに変更となりました。
今回のセルテートSWでは『ほぼソルティガ』を踏襲しつつも、前モデルと同じくザイオンエアローターを搭載、ここが20ソルティガと最も異なる部分となりました。
これによって各番手の自重がソルティガと比べて30g前後軽くなっています。
強度の話は別として、大型リールにおいては自重が軽くなることはメリットですが、中でもローターが軽くなるというのは非常に大きいです。
特にハンドルの巻き始めが軽くなるので、ジギングでのハイピッチや100m以深からのジグ回収などは本当に楽です。私のような非力ジギンガーには大変ありがたいんですよ、軽いローターは。
ローター以外はほぼソルティガです!という事ですが、この『ほぼ○○』っていうの、実際は少し使ってみただけでも『やっぱり違うじゃん!』って感じることが多いと思うんです。
ただ、ソルティガとキャタリナだと名前のブランド力が全然違うだけで、割と本当に『ほぼソルティガ』だったんですよね。
前モデルのソルティガとキャタリナでは、ギア回りのベアリング有無とか、スプールリングの素材は違いました。
恐らく20ソルティガとセルテートSWも、カタログスペックを見る限りでは前述のローター以外は同様の差なのかなと予想しています。
これらは普通に使用している上では全然違いが分からないレベルで、実際16キャタリナを使用していた私は、15ソルティガを拝借して使わせてもらったときには、魚を掛けても違いが何も分かりませんでした・・・。
そういう意味では私のすごく勝手な意見ですけど、今回のセルテートSWの『ほぼソルティガ』という謳い文句(しかもメーカーの方が言っちゃってますから!)は信じていいのではないかと思います。
ただし長く使い込んだ際の耐久性では差が出るはずです。そもそもソルティガとかステラSWって、地球上にあるスピニングリールの中でも最強クラスでしょうからね。(笑)
このセルテートSW、早くも予約できるようですが、実売はキャタリナより1万円弱アップという感じでしょうか?妥当なところという感じ?
ライバルの新ツインパワーSWと比べると、8000番のメーカー定価ではこちらが1,500円高いです。
なお、ハイパーデジギアの存続に淡い期待を寄せていましたがやはりと言うべきか、セルテートSWにも採用されず。
おまけにプロモーションページでは『硬いけど重いぞ』と過去のモノとして扱われています・・・無念。
それにしても、ツインパワーSWとガチンコしてくるとは。
だからこそ、セルテートというブランドで勝負しなければならなかったのかもしれません。
正直どちらかの8000HGを買おうとは思っているのですが、これは悩みますね〜。