釣具屋に行ってバス用ルアーを買うとき、頭を悩ませがちなのが色選び。
いくつかの中から迷って、結果1つだけ買うつもりが2つも3つも買ってしまう・・・ということ、ありませんか?
え?
ない??(笑)
だいたいどのルアーもカラーバリエーションが最低でも5種類くらいはあって、多いものでは40種類以上もあるものも。
その上人気の定番ルアーとなると毎年廃盤と新色が入れ替わったりして・・・カラーセレクトも大変です。
ただ、釣り歴も長くなってくると何が定番カラーなのかとか、状況によっての使い分け方などが分かってきて、ある程度自分の中で軸になるカラーが出来てくると思います。
これについて私の場合は、
ワカサギカラーがあればOK!
・・・というのが結論です。
理由は単純明快、ワカサギカラーが好きだから。
それと併せて、よく行く釣り場はいずれもワカサギが生息しており、バスのメインベイトとなっているからです。
つまり、日頃よく通う釣り場がどんなところなのかによって、ルアーの色選びも自ずと定まってくるということですね。
とは言いつつも、一口にワカサギ系カラーと言っても色も仕上げも様々。
それにワカサギがいるからといってワカサギ系カラーで毎度釣れるという裏付けも何もありません。
この辺がカラーセレクトの落とし穴。
現在、私の持っているルアーのうち3〜4割がワカサギ系のカラーで、次に多いのがチャート系。この2系統で6割以上を占めています。
残りはアユ系、クローム系、赤系、ギル系、シャッド系など。
持っていくルアーのカラーを絞るとしたら、迷わずワカサギ系とチャート系を選びます。
1種類だけにしろと言われれば、ワカサギ系にします。それくらい頼りにしています。
ワカサギ(公魚)
ワカサギの実物はこちら。
透き通った体表の下に、かすかに紫がかった美しい銀色が特徴的ですね。
背中は透き通ったブラウングレーといった感じ。
日本固有種で、いかにも清流がよく似合いそうなスリムで優雅な見た目をしていますが、実際はあまり水の綺麗ではない場所でも平気で暮らしているタフな魚です。
ワカサギカラーのルアー達
今ではアユやチャートと並ぶ定番カラーとなったワカサギ。
中でもノリーズやジャッカルはワカサギカラーが充実していて、お店でもついつい手に取ってしまいます。
私のお気に入り達の一部をご紹介。
レイダウンミノーディープ ジャストワカサギ(ノリーズ)
まずはこちら。ジャストワカサギという商品名ですが、ワカサギ以外のカラーもたくさんあります。
上がハーフミラーワカサギ、下がリフレクトワカサギ。背中の色は同じですね。
以前記事にもしましたが、どちらもよく釣れます。
ハーフミラーワカサギはその名の通り、半分透けます。
上がハーフミラーワカサギ。
レイダウンミノー、タダマキ(ノリーズ)
お次は上からレイダウンミノー110、タダマキ112、同じくタダマキ112。
カラーは上からハーフミラーワカサギ、リフレクトワカサギ、ライブパープルワカサギ。
背中の色はライブパープルワカサギが紫。
ちなみに、ライブパープルワカサギのように背中部分がくっきりと分かれているのが個人的には好きです。本物っぽいから。
ショットストーミーマグナム(ノリーズ)
ワカサギカラーはワカサギの形状からミノーやシャッドにラインナップされているのは一般的ですが、クランクベイトでも時々見かけます。
ショットストーミーマグナムのハーフミラーワカサギ。
下はTDMという派生モデル。潜行深度とアクションが違います。
クリスタルS、ジャカブレード(ノリーズ)
スピナーベイトやメタルバイブにも、よくワカサギカラーを見かけますね。
ノリーズは以上。
ソウルシャッド68SP(ジャッカル)
お馴染みジャッカルのソウルシャッド。一番大きい68をベイトタックルで使うのが好きです。
下が『時雨ワカサギ』というカラーで、上は・・・ワカサギという名が入っているのは間違いないと思いますが、どれだろう。廃盤カラー?
スピンビドー70SP(ジャッカル)
こちらは同じくジャッカルのスピンビドー。
カラー名は『HLハーフミラーワカサギ』。ちょっと控えめなワカサギカラーです。
K-Iミノー 85SP(HMKL)
HMKL K-Iミノー85SP。昔から私のタックルボックスにいる古参です。
当時は85サイズだけの展開だったので、単にK-Iミノーという商品名だったような。
一番下がゴーストワカサギっぽい仕上げで、上2つは背中の仕上げが若干違います。製造時期の違いとかかなあ?
ちなみにこのミノー、ハマったときの威力は抜群で、1時間に10本超えという体験を何度もした事があります。
ベントミノー106F(o.s.p)
ボディ内部がアバロン貼りの『アバロンワカサギ』。
不規則なアクションとこのカラー、とても気に入っているルアーのひとつなんですが、まだこれで釣ったことがありません・・・。
サーキットバイブ(デプス)、キーバーン(ジャッカル)
デプス・サーキットバイブ(左)のワカサギカラーはワカサギのいる場所に行くなら必携です!困ったときの打開に。
VISION ONETEN(メガバス)
通称ワンテン。こちらのカラーは『GGフラッシングワカサギ』。
このワンテン、現行の全カラバリ48種類(!)のうちワカサギと名のつくものは6種類あります。
続いて、私が最初に買ったワカサギカラーのルアーがこちら。
ジャイアントドッグX(メガバス)
メガバスのジャイアントドッグX『GGワカサギ』、1998年製。
当時はいわゆるバスバブル最盛期で、これは当時とある釣具屋で累計2万円分を購入するといっぱいになるスタンプカードの特典で買ったものです。お小遣いやお年玉を総動員して手に入れました。
なお、そのスタンプカードをいっぱいにすると特定のルアー(メガバス、エバーグリーン、ZEALなどが対象)を『もらえる』のではなく、『買う権利を与えられる』という仕組み。(笑)
今だったらフリマサイトで高値転売されまくってるんでしょうけど、当時は釣具屋自体がプレ値で売ってたり、他の売れないルアーと抱き合わせ販売していたりといった時代でした。
話が逸れましたが、このワカサギカラーが他と違うのは全体がほぼ茶系であること。テール付近にうっすらと紫が入っている程度で、ここまで見てきたワカサギカラーとはかなり違っているのが見て取れると思います。
ただし、そもそもこの頃はワカサギカラーのルアー自体が少なかったような記憶がありますね。
次は私が最もイイ!と思ったワカサギカラー。
TDバイブレーション(ダイワ)
数あるワカサギカラーの中でも、これが個人的には一番気に入っていますね!
特に気に入っているのは背中部分の仕上げ。そしてシルバーのキラキラ具合もイイです!
左2つがスティーズカスタム、右はノーマル。緑目はガラスラトル、赤目がサイレント、青目はサスペンド仕様です。
スティーズミノー110SPMR(ダイワ)
昨年発売のスティーズミノー、これもTDバイブと同じく素晴らしいワカサギカラー!
ルアー自体にはそれほど興味がなかったのですが、この色が気に入って買いました。
そういえば最近のダイワのルアーは『サクサスフック』という表面がフッ素コートされた針がついているのですが、これがめちゃくちゃ指に刺さります。(笑)
本当に触れただけで刺さるレベル。取り出し注意。
スティーズスプーン(ダイワ)
上の2つと同じダイワながら、ちょっと変わったワカサギカラーがこちら。
背中がオレンジに近い色になっているのがポイント。
ちなみにコレ、最大サイズの2−1/2オンス、つまり70グラムの超重量級。逆にスピニングタックルで使ってみようかと思っています。(笑)
ワカサギカラーじゃないワカサギっぽいカラー
何言ってんだって感じですが、表記がワカサギカラーでなくともワカサギっぽいカラーについつい手が伸びるのがワカサギカラー好きの性分なのです。
X-80ロケットダーター(メガバス)
今やバスよりもシーバスルアー界での知名度が圧倒的でしょうか。
というか今知ったんですがロケットダーターはもう生産されてないんですね・・・。
これ何ていうカラーか分からないのですが、背中にかけての紫がちょっとワカサギっぽい・・・ぽくない??
マット塗装でこのカラーリング、バスルアーとしては珍しい感じですね。
ジョイクロ128(ガンクラフト)
ジョイクロといえばアユ系カラーですが、ワカサギ系カラーもちらほらと見られます。その他にもコラボやら限定やら、膨大な数のカラーバリエーションがありますね。全部合わせるとどのくらいあるんだろう!?200は優に超えるようですが・・・。
こちらのカラー、パッケージを捨ててしまったので何というかは忘れましたが、ワカサギという表記ではありませんでした。
でも、かなりワカサギっぽい雰囲気。まだ使っていませんが、釣れそうです。
HPFクランク(o.s.p)
う〜む、これをワカサギっぽいと呼ぶには無理があるでしょうか・・・?
McStick110(SPRO)
もはや紫っぽい色がが入っていればワカサギ系と言っている気もしてきました・・・。
ちょっとだけゴーストワカサギっぽいかな!?(笑)
アメリカのルアーにはワカサギ系カラーって無いんでしょうかね。
ワカサギの分布について、ウィキペディアには
天然分布域は、太平洋側は千葉県或いは茨城県(霞ヶ浦)以北、日本海側では島根県(宍道湖)以北の北日本、北海道で、日本以外ではロシア連邦ハバロフスクのウスリー川、オホーツク海に注ぐサハリンの河川、ベーリング海に注ぐアナジリ川、カリフォルニア州にも分布する。生息域は内湾(沿岸海域)、汽水域、河川、湖などである。
とありました。
アメリカではそれほど馴染みのある魚ではなさそうですね。
あ、そういえば最近はワームにもワカサギカラーが見られますね。
写真はゲーリー・ハートテールですが、何だか釣れそうな色に見えませんか?
特にオチも何もありませんが、多分今年も私の釣るバスの大半はワカサギ系カラーのルアーによるものと思われます。
だって、そればっかりしか使わないから。
カラーセレクトって奥が深いような、単純なような、よく分からない部分ですよね。
結局のところ、『自分が釣れると思う色』を使うのが良いんじゃないかと思っています。
身も蓋もない話ですけど・・・。
今年の初バス?
まだ釣ってませんけど。
・・・。