増税が始まって早10日、釣り人の消費意欲は・・・たぶん衰えていません。
キャッシュレスの還元や秋のセールをやっていたりして、釣りのしやすいシーズンということもあるのか近所の釣具屋の客足は増税前と変わっていないように見えます。
そんな中で、私は増税前にいくつかのものを買ったのですが、まずはバス用のベイトリールをひとつ追加したかったのでこちらを購入。
タトゥーラTW 100XHLです。
テキサスやヘビダンなんかを打つために使おうと思っています。
詳細スペックはこちら(グローブライド公式)
シマノのSLX MGLとどちらにしようかかなり悩んだのですが、決め手はラインキャパでした。
SLX MGLは12LB-100mなのが心許なかったんです。
あとダイワのベイトリールは使いやすさにおいては安定しているのもいいですよね。
タトゥーラは昨年出たSVTWもありますが、こちらはそれとは搭載機能や価格、見た目がだいぶ違います。
一番大きな違いはブレーキと形ですかね。ジリオンと同じ形にSVスプールのタトゥーラSVTWに対して、スティーズと同じ形にマグフォースZのタトゥーラTW。
タトゥーラTWはどちらかというと無印タトゥーラの後継機ということになるかと思います。
実売価格はタトゥーラTWのほうが安く、私は15,000円くらいで店頭購入。
デザインがよく考えられてる!
実物を見てみましょう。
小さっ!!
写真だと分かりにくいですが、手の小さい人には本当にありがたいコンパクトさです。
今回のモデルは全体のマット塗装仕上げが特徴なのですが、これが思ったよりかなりいいです。ちょっと風合いが変わればプラスチック感丸出しの安っぽい感じになりそうなものですが、よく出来てます。
で、このマット仕上げのおかげでスタードラグやクラッチレバーなど、よく見るとチープさが分かる部分をとても上手く隠せている印象です。
タトゥーラSVTWではメインボディ部のメタリックな塗装がかっこよかったのですが、その分スタードラグのプラスチック感が目立ってしまっていたのが残念でした。今回もスタードラグについては同じものが使われていると思うのですが、マット仕上げといい具合にマッチしていて全く気になりません。デザインの勝利ですね~。感心します。
TWSのパーツは国内のバス用モデルは全てゴールドだったのが、今回はアメリカ版と同じくシルバーを採用。これもまたかっこいいんです。
サイドカップとメカニカルの蜘蛛マークがなければ最高だったのにとか、クラッチレバー部分の差し色は赤に統一せず、ギア比に応じたハンドル部リテーナーの色に合わせればなお良かったとか、思うところがないわけでは無いですが全体的にデザイン、フォルムには大満足です。
ハンドルが90mmというのも私の好みで、ノブは少し大き目で滑りにくいタイプ。いい感じです。
ジリオンSVTWと比べてみる。
ジリオンSVTWとの形状の比較。
相変わらず写真では分かりにくい・・・。
ジリオンSVTWも充分にコンパクトなのですが、タトゥーラTWはより背が低く、さらに握りやすくなっています。
また、ギアボックス部の出っ張りの大小もかなり違います。
(タトゥーラTW)
(ジリオンSVTW)
触ってみた感じ。
スプールはアルミ製で、回すと立ち上がりの重さにジリオンのG1との大きな差を感じます。仕方ないですね。
スピードシャフト非採用はタトゥーラSVTWと同様。
ゼロアジャスターは初めて触りましたが、まあクリックタイプと同じで釣りをしてて動かないならいいんじゃないですかね?ダイワの場合はメカニカルを調整することってほとんど無いですから。
巻いた感じは正直言ってすごく悪いです。多分これハズレ引いたな。(笑)
買う前の確認で気を抜いてたか・・・。
ハンドルを止める瞬間にシュル、というかシャラ、いうか、乾いた樹脂どうしが擦れ合うような感触と音がします。いろいろ試してみましたがスプールやハンドル、ドラグ周りは関係なさそうなのでギア?しかしギア感のない音だ。
ラインを巻く時、つまり負荷を掛けながら巻くと特に気にならなかったので、まあいいかと割り切りました。
まあ、それを抜きにしてもジリオンの方が快適さは全然上ですね。
巻き感は悪いのですが、XHなのに結構軽く巻けます。
まだ空回しなので、実際の釣りでどうかはまた確認してみないといけませんが。
さて、早速ですが・・・
ベアリング追加!7→11BB!
タトゥーラTWは7BB仕様となっています。価格の割に頑張ってます。
ここから更にハンドルノブに各1箇所、ウォームシャフト両端の2箇所の合計4個のベアリングを追加できます。
まずはハンドルノブに追加。
ノブキャップはいつもの先曲げクリップではなく、爪で剥がすように取ります。シマノと同じ要領ですね。
ハンドルノブを留めているビスは大抵ゆるみ止めが塗られているのですが、アタリを引いてしまうとビスが回りません。これも1つは冗談だろってくらい固かった・・・。
ノブの中の2箇所のうち1箇所が樹脂カラーになっているので、これをベアリングに交換。いつもの740です。
ちなみにハンドルを外すとき、ナットを締める向きがジリオンと逆だったので戸惑いました。いきなり壊さなくてよかった・・・。
続いてはウォームシャフト部への追加です。
ギアボックスを開けて、メインギアとピニオンギアを外して・・・。
タトゥーラTWにはピニオンギアを支持するベアリングが無いのですが、これによりスプールを外したときにピニオンがとてもグラつきやすくなっています。
スプールを外した状態でハンドルが少しでも回ると、メインギアと干渉してガリっとなっちゃうので要注意。スプール外してハンドル回すのは絶対ダメですよってメーカーから注意喚起されていますが、ダイワのスピードシャフトではない機種は本当に気をつけたほうがいいです。
シャフトも外してこの状態。
左上にある小さいギアがウォームシャフト部分です。両端にEリングが付いているので外す必要がありますが、リールをバラす上でこの作業が一番苦労します・・・。
と、その前に、ウォームシャフトとレベルワインダーは一体になっているので、ここ一帯をバラすには、
このDマークの入ったパーツを外します。
これを外すのに、
この2箇所のビスを外します。
外すんですが・・・。
やっちまった!!
外れないのでムキになってやっていたら見事にビスの穴を潰してしまいました。
滑り止め剤を使ってみるも時すでに遅し!
あちゃ〜・・・まさかこんな初歩的なミスをするなんて。。
しかしここまで来て諦める訳にはいきません・・・って、
なんだ普通にウォームシャフトだけ引っ張り出して取ればいいんじゃん。
両端のカラーをベアリングに交換。
これも740です。
出番が多いので、まとめ買いしてストック必須です。
ちょっとすっ飛ばしてるのでおさらい!
まずシャフトまで外したら、
ここのEリングと、
ここのEリングとを外します。
これでレベルワインダーが動かせるので、手で動かしながらウォームシャフトを出し、
先に付いているギアと、その下の黒いプラスチックカラーを引っ張って取ります。
反対側も、座金2枚(写真には1枚しか写っていませんが)とカラーを取り出します。
そしてカラーをベアリングに交換して再度組み付ければ出来上がり。
注意:ギアと反対側の方の座金2枚はベアリング交換後は不要です。組み付けで座金も入れてしまうとベアリングが回りません。Eリングも曲がってしまいます。ただし個体差があるかもしれませんので、組み付けながらガタがないか確認してみて下さい。
巻き感が良くなった感じがしますよ〜。
いや、気のせいかな・・・。
相変わらずハンドル止めたときのシュル音はするけど・・・。
さあ、次は入魂だ!!
(※追記 きっちり入魂できました!)