こんにちは、訪問ありがとうございます。
今年の新作ルアーの中で、個人的に最も気になっていたルアーを購入しました。
それが・・・!
こちら。
藤五郎鰯129F
シマノの『藤五郎鰯129F』。
なんと、シマノがあのフィギュアで有名な海洋堂とコラボしたルアーです。海洋堂の村井太郎さんという方が造形に関わっているとパッケージに記載されています。
海洋堂とのコラボシリーズは『ストライクファンタジー』と銘打たれ、フィギュアも販売されました。
これは迫力満点ですねえ。
ルアーの方は"129F"の表記から分かるとおり、ベースはサイレントアサシン129F。
シーバス用、全長129mmのフローティングミノーです。
藤五郎鰯とは?
まず、藤五郎鰯とは、何か・・・。
釣りでお馴染み、ヤマリア社の運営する『釣り百科』というコーナーに藤五郎鰯を紹介するページがありました。
読み方は『トウゴロウイワシ』、トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科ギンイソイワシ属に分類される魚です。
"イワシの種類を挙げなさい"と問われて、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ・・・トウゴロウイワシ!まで答えられる人はきっと、魚類図鑑をよく読み込んでいるはず。
"藤五郎"("頭五郎"と表記する場合もあるらしいです)の由来はというと、同ページには
九州の玄海地方の方言で、着物を脱がずそのまま寝てしまうことを「とんころ」または「とんごろ」という。トウゴロウイワシはウロコが剥げにくいことから、着物を脱がない様子に見立てられ、「とんころ」が「とうごろう」に転じたとされる。
とあります。
へえ〜。玄海地方に住んでいるのに全然知りませんでした・・・。
イワシは日本の魚食文化の代表と呼んでもよいほど、私たち日本人にとっては重要な存在です。
この藤五郎鰯も、イワシと名付けられているからには家庭の食卓に上ることも多いのかと思いきや、水産資源としての流通はほとんど無いようです。
実は先のページの『分類・分布』の項目に、
イワシの名がついてはいるが、分類上では近いわけではなく、むしろダツやボラに近い仲間だ。
とあります。図らずも、水産資源という観点においても比較的近縁であるボラやダツのような位置付けのようです。
さて、前置きはこのくらいにしておいて。
開封してみる。
早速開封してみます。
今回はベイト系、アジっぽい『Nブラウン』と、パール系の『Tキャンディ』の2色を選択。
カラーは全8色ラインナップされていて、カラー名には魚の名前は冠されていません。全部が藤五郎鰯だからという事でしょう。多分。
今はスケールブーストと呼ぶようになっているらしきボディの鱗模様『キョウリン』。
Nブラウンの方は鱗の目の細かい『狂鱗』、Tキャンディは目の大きい『強鱗』です。
背中に名前入り。
こぶしを効かせて読みたい字体。
サイレントアサシンとは違う。
ルアーそのものはサイレントアサシン129Fのカラバリ違い程度のものかと思いきや、見た目や触った感じだけでも全然違うというのが分かります。
そりゃわざわざコラボしてるんですから、当然か。
造形では、ボディに側線のようなものが見えますが、ここを境に面と面を突き合わせたようになっています。
さらに側線を境に腹側は凹凸があります。
顔つきも全然違う。
目の周り、エラ、胸鰭がくっきりと彫られています。
サイレントアサシン129Sと比較。
生憎129Fを持っていないので129S(旧型)と比較。
写真だと分かりにくいんですが、明らかに藤五郎鰯129Fの方がボリュームがあります。
脂が乗っている、食べごたえがありそう、そんな感じですね。
129Fとはウェイト、浮力、リップ形状などにも若干の違いがあるようです。
写真の129Sは旧型のため、リップ形状が大きく異なっています。
おまけ?
せっかくなので、海洋堂のフィギュア、リボルテックのウッディと一緒に。
私、トイストーリーの大ファンなのですが、まさかこのような形でフィギュアと釣り道具が繋がることになろうとは。
ひとまずはこの『藤五郎鰯129F』で釣果を挙げるべく、近いうちに釣りに行ってきます!
(※2022/10/20追記 早速使ってみました。釣果アリ)
(※2023/11/23追記 実力はガチ!)