釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

スコーピオン1752R-2をしばらく使ってみてのインプレなど。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

前回は20ツインパワーの使用感をアップしました。

今回は、昨年9月に購入したスコーピオン1752R−2について。

1年ほど使用してきましたので、個人的な使い心地などをまとめてみました。

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スペック

まずはスペック概要をおさらい。

全長:7'5" 7'6"(※なぜか公式には7'6"とあります・・・)

(※2021/11/13追記 全長7'5"→7'6"に訂正 全長の表記について、コメント欄にてとてもわかりやすい説明をいただきました。通りすがりさん、ありがとうございました!)

自重:147g

適合ルアーウェイト:7〜28g(1/4〜1oz)

『適合ルアー表』というものが公式にありましたので見てみます。

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出典:シマノ公式サイト(製品情報ページ)

この一覧によると、

最適:テキサスリグ、ラバージグ、キャロライナリグ、バイブレーション 、ミノー・ジャークベイト、シャッド、トップウォーター、スピナーベイト 

適:ライトテキサスリグ、クランクベイト

可:ヘビーダウンショット、ノーシンカー

となっています。

 

ここからは使ってみて感じたことを。

 

とにかく遠投出来る!

長いだけじゃありません。綺麗に竿を曲げてバット付近の強い反発力で飛ばせます。

流石はキャスト名人の作る竿だけあって、遠投性能は素晴らしい。

気持ちよく飛ばせるのは1/2〜1ozの範囲です。

 

パワー

ロッドパワーが数字表記というのはジギングロッドでしか経験がないので、この2とは実際に使ってみるとどんなものだろう?と思っていました。

感覚的にはMとMHの間くらいといったところで、しかし負荷をかけるとベリーの根元あたりまで素直に曲がってくれます。

1kgくらいのバスでもかなり曲がりますが、でもまだまだ全然余裕だよ〜という感じ。

キャストにしても魚を掛けてからのやりとりにしても、しっかりと曲げることで力を引き出すロッドで、3〜4kgクラスの魚でも余裕をもってやり取りを楽しめそうです。

残念ながらそんな魚は掛けていませんが・・・。

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大口径ガイド

大口径ガイドは予想通りにPE+リーダーを使うにおいてとても快適でした。

後述しますが、ロッドのパワーやこのガイドの仕様も含めてバス専用で使うのは勿体ないと思います。

 

デザイン

ブランクスやガイドスレッドなど、全体的なデザインは派手ですけど私は好きです。これをかっこいいと思うかどうかは本当に好みですね。

グリップまわりはワールドシャウラのいくつかのモデルと同じく、コルクで大きめのフォアグリップとストレートのリアグリップで、最近の国内のロッドにはあまり見られなくなった仕様です。ここも好みはかなり分かれるところだとは思いますが、フォアグリップレス&セパレートばっかりで飽きたよ〜という方にはいいかも。

リールシートはカラーはさておき(個人的には好きです)形状は私は握りやすくて好きでした。

 

各ルアーの使用感

クランクベイト

シャロークランクではLC1.5、ディープクランクではショットオーバー5や6XD、ミドルレンジ用は色々と使いましたが、個人的にはクランクベイトが最も使いやすかったように感じました。

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重さは10g以下はちょっと辛く、投げやすいのは12g以上です。

2ozくらいまでのマグナムクランクも一応投げられます(フルキャストは危険)

3〜5mダイバーで底をとりながら引いてくるのが、いい感じにティップが入ってくれて気持ちいいです。

 

スピナーベイト

1/2〜1ozがとてもキャストしやすいのですが、ティップの張りがブレードの回転を感じるのにはちょっと弱いです。よくノー感じになるので、私は好みではありませんでした。

フッキングのことを考えても、ティップとベリーにはもう少しハリが欲しいところ。

 

トップ

スーパースプークなどの大きなペンシルベイトを大遠投して使うのにはすこぶるイイです!すっ飛んでいきますよ。

長さによる操作性はイマイチながら、ティップの具合でドッグウォークは大型トップならまずまずOK。

とにかく楽しいです。

 

ジグ&ワーム

ラバージグは3/8〜1/2ozのフットボールを使ってみましたが、適合ルアー一覧にある"最適"にはちょっと???という感じです。

ボトム付近の障害物を探りながら釣っていく際に、ティップがベリーまで入りやすいので根掛かりしてしまいます。

テキサスやキャロも遠投こそ出来ますが使いにくいと思います。

ワーム系なら高比重ノーシンカーを使って沖のポイントを狙い撃ちするのなんかはいいかもしれませんね。

 

ビッグベイト

表記の適合ルアーウェイトはオーバーしますが、2ozクラスのビッグベイトも投げてみました。

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(写真は一誠/ハスフラット)

案外いい感じで、ロッドにタメを利かせて投げるならこの辺りの重さが上限という印象でした。

調子的にリップ付きのものが向いていると思います。

 

まとめの感想。

旧ゾディアス176MH-Gからの買い替えで購入したこのスコーピオン1752R-2。

しばらく使ってみましたが、使った感じはとても好きです。

ただ、結局のところ個人的には用途が中途半端になってしまった・・・という印象です。

ゾディアスは番手的にクセがありましたが、それでもボートに1本積むと心強い存在だったなあ〜と、買い替えてから気付いてしまいました。

この長さならもう少し硬さがあったほうが自分には合っているかな。もしくは、このままの硬さと調子で7フィートか。

だからもし次にスコーピオンを買うなら、17113か、1702がいいかなと考えています。

 

バス用として購入しましたが、ワールドシャウラと同じく”フリースタイルロッド”と銘打っているだけあって、バスだけに使用するというのは少々勿体ない気がしますね。それならばもっと操作性のよさにフォーカスしたものの方がいいと思います。

このロッドは操作性よりも、しっかりと竿を曲げて投げる、魚を寄せる、といった、もっと本質的な”釣り竿”として力を発揮するものだと感じました。7.5フィートという長さもその本質を補完してくれています。

オカッパリで巻きモノ全般の遠投用に一本選ぶならいいロッドだと思います。

持ち運びも便利ですし。

とにかく投げることの気持ち良さ、遠くにルアーを飛ばす能力、これらにかけては群を抜いて素晴らしい!と私は感じました。

リールは基本のスプール径34mmから、遠投したいならやっぱりアンタレスDCなどの大口径スプールがいいでしょうね。

 

バス用として考えると、『ありそうで探してみるとなかなか無い』というロッドで、コスメも好きなら大いに満足できるロッドだと思います。

 

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