釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

20ツインパワーをしばらく使ってみてのインプレなど。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

今回の話題は昨年3月に購入した20ツインパワー。

もう購入から1年半も経つことにビックリしました。私はそんなに年を重ねた覚えはないぞ。

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旧15ツインパワーからの買い替えで、これまでの1年半の間は主にオカッパリやボートでのバス釣り、他にSLJなどで使用してきました。

番手はC3000MHGです。スペックなど概要は以下の公式サイトからどうぞ。

ツインパワー | スピニング(汎用) | リール | 製品情報 | SHIMANO シマノ

 

組み合わせるロッドはそのときどきで色々で、これまでに釣れたのはシーバス70cm、マゴチ60cm、バス最大45cm、その他根魚やマダイ、ブルーギルなど。

出来ればヤズやヒラゴなど小型青物をかけてみたかったんですが今のところ叶っておりません。

そんな感じで使用してきた感想などを書いてみました。

 

なお、私のツインパワーは使用前にローターナットベアリングを追加するというカスタムを行っています。これにより純正品とは使用感が多少違う可能性がありますのでご容赦を。

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このカスタムはまずまず簡単に出来て10BB仕様になるのでオススメです。

 

また、メンテに関しては海水使用後の水洗いと必要箇所への注油程度で、これまで分解メンテやオーバーホール等はしていません。1年半、普通に使ってきたという感じです。

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自重

ツインパワーは軽くなくたっていいんだと思っていましたが、そうは言っても軽いというのはいいですね。

軽いといってもヴァンキッシュやヴァンフォードなどの軽いことがウリのリールに較べると当然劣りますが、旧モデルの同番手比では30gの軽量化。

バス釣りでのワームの釣りはリールの軽さが操作性や感度、キャスト精度に直結するので、基本的にはより軽い方が有利です。旧モデルは当時としてもかなり重いリールだったので、バス釣りに使っていた人はあまりいなかったのではないかと思いますが、20ツインパワーはまずまずいける重さに収まっています。

でもバス釣りでしか使わないなら、ツインパワーを選ぶ理由はあまりないですね。

 

ドラグ

ローターが金属となったことで負荷をかけたときの歪みが少なくなったためだと思いますが、ドラグの滑り出しに安定感が増しています。より機敏に正確に追従する印象です。

旧モデルでも不満は特段なかったところではありますが、ここは明らかにより良くなったと感じました。

 

金属ローター(アルミ)

現行のシマノ汎用スピニングリールでは、金属製ローターを採用しているのはステラとツインパワーだけ。

番手の大小によって材質が異なり、両モデルともC2500までの番手はマグネシウム、それより上はアルミが使われています。

上述のドラグの感触もそうですが、使い込んでいくと金属ローターの回転する感覚とか引きの強い魚とのやりとりでの安心感とか、いいなあと思うことが増えました。

あとやっぱり見た目がイイ。これは購入当初から感じていたことですが。

 

巻き心地

私は巻き心地検定5級程度の鈍感アングラーですので、良いとか良くないとかの相対評価はなかなか判断しづらいところではあります。

そんな条件下ではありますが、少なくとも旧モデルは超えていると感じます。不満に感じたことは一度もありません。旧モデルからマイクロモジュールギアとサイレントドライブが追加されているのでここは当然でしょう。

MGLローター搭載機とは全く違う、慣性の効いた落ち着きのある感覚です。

一定速度でリトリーブを続けるような使い方は気持ちがいいですね。

 

ちなみに、ステラとは全く違います。これは私でも即座に分かりました。流石にフラッグシップは凄いです。

シマノの最上級機種は機能面はさておき、デザインや質感に関しては下位機種と圧倒的な差をつけていて、ブランディングが上手いなーといつも感心させられます。ステラ、アンタレス、オシアジガー、コンクエスト・・・”上級機種”というより”別格”と表現するほうがしっくりきますね。

 

遠投性能

これは現在のところ判定不能です。遠投をする場面というのがバス釣りでのオカッパリくらいですが、基本的にキャスト後半に失速してしまうものばかり投げているので糸が出たところでほぼ意味をなしていません。

低弾道でのショートキャストではハッキリ体感できるほどかというと、私には分からないです・・・。

 

ライントラブル

基本的にPE1号を巻いていろんな釣りに使用しています。

目立ったライントラブルは一度だけ。

新品のPEを巻いて行ったオカッパリシーバスで、5投目くらいに派手にバックラッシュしたことがありました。風の強い日ではありましたが、原因は不明。

それ以外ではライントラブルはありません。

 

故障?

1年半使ってきて、海でも川でもダムでもすこぶる快調だったのですが。

前回の釣行でPEライン(1号)がラインローラーに噛むという事象が・・・。今までは一度もなかったのですが、このときは20投に1回くらいの割合で生じました。

結構ガチッと噛んでしまってハンドルが回らなくなり、一度ベールを起こすと外れる、という具合なのですが高切れのリスクを考えると心配です。どこかにガタがきたのかもしれません。

(※2023/3/2追記 その後はなぜか起こらなくなりました)

 

総合的には。

全体としては特に不満はありません!

いいリールだと思います。ラインローラーの糸噛みの件はちょっと心配ですけど。

旧モデルから軽量化が図られ、ローターが樹脂からアルミへ、ボディがフルアルミからアルミ+樹脂のハイブリッドへと、大きく変わることとなった現行モデル。

発表時にはなぜボディがフルアルミじゃないんだ!と不満に感じていた部分もありました。

しかし実際使ってみると、特にパワー不足を感じたりすることも、機関に不具合が出てくることもありませんでした。

ハイブリッドのボディには一箇所ビス穴があって、これが見た目の高級感をだいぶ損ねている点が残念なのですが・・・。

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ま、そのあたりは"気に入らないならステラを買いなさい"というスタンスがとてもハッキリとしているシマノですから、仕方がないと割り切っています。

 

見た目も旧モデルからガラリと変わっていますが、個人的にはちょっとイケイケすぎるのでSWやXDのような濃いブルーが採用されてくれたら良かったなと。

 

この辺りは好みの問題ですけどね。

でもTPロゴは嫌だな。これだけはどう見てもカッコ悪いのでやめてほしい。

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こういう、明らかに分かっててダサい点を残しておくのはツインパワークラスではやってはダメでしょう!と、思うのですけどね・・・。

 

 

ということで、個人的に使ってみての感想でした。

旧モデルからの正統進化とは思わないけれども、これはこれでとても良いリールだと思います。

ツインパワーを買っておけば安心、という私の印象は今作でも変わりません。これからも頑張ってもらおうと思います。