購入後、ひとまずラインを巻いてあとはひたすら家でクルクルしているだけのツインパワー。
ラインはダイワのモアザン8ブレイドを巻いてみましたが、価格の割にいい感じですね。中にはリールに巻いただけで色落ちしてラインローラーが着色されちゃうものもあるんですが、これにはそんなことも無く。
カラーもライムグリーンのものはたくさんありますが、一番鮮やかなように感じます。
さて、そんな実使用すらまだしていない私のツインパワーですが、早速カスタムしてみることにしました。
今回やってみたのは、ローターナットへのベアリング追加。
ローターナットベアリングは、現在シマノの汎用スピニングではステラとヴァンキッシュにのみ搭載されている機構です。
ツインパワーではベアリングではなくカラーとなっており、ここをカスタムすることで9BB→10BBへとグレードアップすることが出来ます。
展開図を眺めているとかなり簡単に出来そうなので、これでちょっとだけステラに近付けるのか!?との期待を抱きつつ(笑)、やってみることに。
やっぱりステラはかっこいいな・・・。
下準備
まずはパーツの取り寄せから。
はじめにステラの展開図(※私のツインパワーはC3000MHGなので、同番手の展開図で比較しています)を確認します。
各番手については以下のリンクから確認できます。
パーツ価格表・取扱説明書 | シマノカスタマーセンター | SHIMANO
ローターナットが22番、ベアリングが21番(「ローター受けカラー組」という名称です)、調整用座金が107番。
続いてツインパワーの展開図を確認。
ローターナットが32番、ローターナットカラーが30番と31番のパーツで構成されています。
28番のパーツとステラの展開図にある20番のパーツは同じ物っぽいので、ツインパワーの29番のパーツは不要となりそうです。
まとめると、
ツインパワー 29・30・31・32 → ステラ 21・107・22
という入れ替えになりそうです。
ここでローターナットは同じパーツなのでは?という疑問もわくのですが、18ステラを所有していないので確認しようがなく、先にツインパワーのローターナット周りを分解して確認してみると何となく形状が違うように設計されている気がしたので、念の為ローターナットも注文することにしました。
各パーツの価格は、
21番:1,550円
107番:100円
22番:850円
いずれも税抜価格なので、以上の合計は税込で2,750円。
ネット注文したので送料がプラス、ということになりました。
準備完了!
注文して2週間くらいは待つだろうなあ、と思っていたら3日ほどで手元に。
これには正直ビックリ。
あとはドライバー、小型六角棒レンチ(サイズ0.89が必要です)、小型スパナ、グリスを準備して・・・。
作業開始!
所要時間は慣れている人なら10分もあれば終わると思います。
私がチンタラやってても20分で終わりました。
スプール、ワッシャーを取り外す
ドラグを緩めてスプールを取り外し、メインシャフトのワッシャー3枚を上から順に取り外します。
この辺は全部素手で。
イモネジを外してメインシャフト上のパーツを全て取り外す
続いてイモネジを外します。
六角レンチの0.89を使います。
これでメインシャフト上に見えているパーツを全て取り外せます。
ローターナットを取り外す
最後にローターナットを取り外します。
まずは黒いカバーを取り外すため、写真の左右に見えているビスを外します。
上下にあるものはそのままで。
黒いカバーを取ると見える赤いパーツを外し、ローターナットを緩めます。
時計回りにまわすと緩みます。普通のネジと逆方向です。
ローターナットを外して、組み込まれているパーツを分けると、下の写真のようになります。
写真左から、取り外した順番にパーツを並べています。
このうち右端から3つのパーツを入れ替えます。
下の写真の上段3つが既存のもの、下段3つがステラのもの。
よく見ると分かりますが、やはりローターナットの形状は少しだけ違いますね。
(※左下のベアリング組は組付けのときは表裏を写真の逆にします。)
パーツを組み付ける
あとはローターナットから順に組み付けて・・・。
元に戻していきます。
簡単でしょう?
完成!
使用感が変わったかは鈍感な私には分かりませんが・・・。
パーツを取り寄せる手間はかかりますが、純正の9BB仕様を何としても10BBの大台に(笑)乗せたい方はここに追加するのが一番手っ取り早く、全バラ不要でとても簡単に出来るカスタムなのでオススメです。
と言っても、2,750円をかけてまでやる必要があるのか?それはもう、自分が満足するかどうかです。(笑)
あとは早く入魂せねば・・・。