久しぶりの投稿となりました。
相変わらず緊急事態宣言発令下にありますので、釣りにはあまり行っていません。
最近は海外のコロナ禍への取り組みが気になっているのですが、欧米ははっきりとワクチン接種を前提としたウィズコロナに舵を切っていて、一方でロックダウンを駆使しながらゼロコロナを目指していたオーストラリアはそれを断念したようです。
ゼロコロナ派ではニュージーランドが未だ全土ロックダウンを実施していますが、市中感染は完全には抑え切れていません。それでも感染者数は非常に少ない水準ですから、ゼロを目指すという意味では概ね上手くいっているという事になるでしょうか。
またコロナ禍では各国が経済対策として金融緩和を行ってきましたが、それによってなのか、多くの国で株高やインフレが起こっているというのは何とも皮肉なものです。実体経済はどうなんでしょうね?
それに加えて驚くのは世界的な不動産バブル。金融緩和や供給不足、在宅ワーク需要の高まりなど色んな要素が重なってのことだと思いますが、なんだかこのコロナ禍の雰囲気と不動産の高騰っていうのがどうも結び付きません。災いは何にどう転じるか、本当に分からないものですね。
最近では量的緩和の縮小や利上げの話も出てきているので、コロナ禍に苦しめられた経済も順調に回復してきた、ということでしょうか。あるいはカネ余りによるインフレを抑制するということかもしれませんが。
ゼロかウィズか
一方で日本では、ゼロコロナを目指すのかウィズコロナを目指すのか、よく分からない状況がずっと続いていました。
両方に気を遣った結果、どちらともつかないとても中途半端なものが出来上がるというのが、いかにも日本らしいですね。経済再生担当と新型コロナウイルス感染症担当の大臣が同じ人物というのが、もういきなり矛盾してますから。案の定、どちら側も満足できないので多くの人々の不満は募る一方です。
ようやく最近は海外の状況を見てのことか、ウィズコロナに傾きかけています。
ここもまた日本らしいところで、どの方向にもリスクをとりたくないので、しばらくはその場しのぎの中途半端な対策に終始しながら様子見をして、それなりに周囲の方向性が見えてきてからそれに倣う、という。私自身も公私共によくやるパターンです。(笑)
現在のように先の見えない状況の中では、如何にハッキリと(且つ出来るだけ早く)方向性を示していくかが大切で、そしてゼロリスクを好む日本人にとってそれが如何に難しいことであるかを、一庶民として私は痛感しました。
ただこれも悪いことでは無いというか、ゼロリスク信奉に加えて成功することより失敗しないことを重視する国民性ですし、何しろこのコロナ禍には今のところ分かりやすい正解がありません。最初から独自性を示す度胸もありませんから、こういう日和見主義的なやり方が一番いい結果に収まるような気がしますね。
で、ゼロコロナかウィズコロナかという話ですが、現在の私は断然ウィズコロナ派です。
適切(とされている)な感染対策を採った上で平常時と同様に暮らしていく、そうするしかないと思っています。
当然、そこには自身の感染など健康リスクはあります。
ただし生きている以上、何らかのリスクを背負っています。本気でゼロコロナを目指すなら、あらゆる経済活動や人の行き来はストップしなければならないでしょう。国民全員が自給自足出来るのなら何とかなるかもしれませんが、土台無理な話です。
残念ながらこういう局面にあたっては、物事の根幹を守るためには相当の犠牲はやむを得ないという、ある意味全体主義的な考え方も必要になってくるのが現実だと思います。その根幹が何なのかという立ち位置でゼロコロナかウィズコロナか、はたまた別の選択肢を採るのかという話になってくるのです。
ワクチンするしない問題
そういう訳で私は2度のワクチン接種も終えてきました。
ファイザー製で、2度目の接種から3週間ほど経ちましたが接種直後に軽い発熱があった程度で、しっかり元気です。
ただし、これをもってワクチンそのものを"安心安全"と宣伝するつもりはありません。
ワクチン接種のリスクがメリットを上回る人もいますし、あるいはやっぱりちょっと様子見したい・・・という人の気持ちもわかります。日本人ですから。それにそもそも接種は推奨されていても強制ではないのです。
そういう方々はきちんと自分で出来る感染対策をしてもらった上で、接種した人の集団免疫のメリットに乗っかってくれればいいんです。まだ正解は無いんですから。
(出典:Pixabayより)
ワクチンには虚実入り混じった色んな言説が飛び交っています。
(※前提としてデマをバラまく輩、それに乗っかって金儲けをする輩が多過ぎますがこれらは言語道断です。)
繰り返しになりますが、このコロナ禍にはまだ正解がありません。ただ、コロナ禍を克服して再び平穏な日常を、という抽象的なゴールは存在します。でもどうやって?
地球規模で猛威を振るう感染症にまともに対処しようとすることなど、有史上なかったことでしょう。
かつての大規模な疫病のように打つ手なく自然に収束を待つというのは、人の命も現代の医科学の力も無駄にし過ぎです。
それならば、人類が天然痘というとても恐ろしい伝染病に勝利したことに倣ってワクチンを活用する、そしてリスクを包容しながら免疫獲得によって日々の生活を取り戻していくという経験則を活かすことが現状ではベターであるように思います。
ワクチンを接種しても、接種しなくても、命のリスクはあります。行動制限を緩和しても、強化しても、やはりどちらにも(経済的困窮を含めた)命のリスクはあります。
コロナにかかりたくない、ワクチンは怖いから嫌、でも給料は変わらず欲しいし物価が高くなったら困る!という願いをみんなが持ってしまうと、それは何一つとして叶えられません、おそらく。
ここから強引に当ブログのテーマに結び付けますが、とにかく早く普段通りに釣りに行けるようになりたいんですよね。
そのためには県の行き来も問題なく出来るようにならないと。
っていうか、アウトドアはいいでしょうよ!?きちんとマスクして距離をとっていれば!って、思っています。
もうしばらくの我慢ですね・・・きっと。
みんなでもうひと頑張り、しましょう!