釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

【麒麟がくる】終わってしまいましたねえ。


遂に最終回を迎え、完結いたしました2020年(少し2021年にかかっちゃいましたが)NHK大河ドラマ『麒麟がくる』。

 

放送前には、周知のとある事情により主要キャスト交代の憂き目に遭うというケチがついてしまい、予期せぬ注目を浴びることになってしまいました。

最初から試聴していた方はもうお忘れかもしれませんが、お陰で第1話の放送からいきなり遅れています。

そんな大きな雑音の中でスタートした今作ですが、更にはコロナ禍の影響も受けて夏頃に中断を余儀なくされるという不運も重なり、製作に関わった方々が大変な思いで作り上げたであろうことは想像に難くありません。

 

本当にお疲れ様でした、と感謝したいです。

 

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(坂本城、現存していたら超人気観光スポット間違いなしだったでしょうね。※画像は琵琶湖じゃありません)

 

『麒麟がくる』個人的感想。

もともと人気の戦国時代、しかも主人公は驚きの明智光秀公!とのことで、例の事件がなくとも注目度は高かったはずです。少なくとも、大河ファンの中では。

 

更に、メイン脚本家はあの傑作大河ドラマ『太平記』を手掛けた池端俊策さん。

この『太平記』、私が見たことのある大河ドラマでは、圧倒的No.1の面白さです。

そういう事もあり、放送前から期待値はとても高かったです。

 

 

さて全体を通じての個人的な感想ですが。

『惜しい!もったいない!!』

 

前半は非常に面白いと感じました。

とても鮮やかな色彩の演出なども新鮮でしたし、若い頃はどこにいて何をしていたかがよく分かっていない光秀公なので逆に自由に創作出来たのか、ひとまず盛り上がっているところに置いておくようなストーリーは単純に楽しめました。

 

ただ残念ながら撮り直しによるスケジュール問題と、コロナ禍による中断のダブルパンチは少なからず影響したかと思います。

実際に視聴率も中断を経ての再開後は平均1割ほど落ちています。

その再開後は前半を充実させすぎたせいか、それともコロナ禍が影を落としたのか、光秀公の活躍が目白押しのはずの後半の充実度に物足りなさは否めませんでした。

特に最終盤にかけては、3話分くらい足りないような気持ち。配分的にはボリュームたっぷりでやって欲しかった・・・が、それをコロナ禍が許さなかったのでしょう。

だからこそ、余計な邪魔が入らなければ・・・、という思いを込めての『惜しい!もったいない!!』です。

 

それでも、終盤本能寺に至るまでのいろんな伏線(特に平蜘蛛の使い方には一本取られた!)、また最後の最後にトンデモ説採用を匂わせるユーモアを散りばめたりと、色んな切り口を見せてくれた点は新鮮で良かったです。

 

そして今作注目すべきは、演者の方々。

苦境を吹き飛ばすかのような好演がたくさん!

みんな素晴らしかったのですが、中でも私にとって特に印象的だった3名を選んでみました。

 

○染谷将太さん(織田信長)

・・・正直、キャスト発表時はほとんど期待していませんでした。本当にすみませんでした。恐れ入りました。天晴れでした。あなたがMVPです。最終回、本能寺で顔が大映しになったシーンは圧巻!

 

○ユースケ・サンタマリアさん(朝倉義景)

・・・これまた失礼な話なのですが、大河の雰囲気に合うのかなあ、と思っていました。最初の登場時から最後まで、一見ただの暗君のようでいて、繊細さと名門の矜持を持ち合わせていた、絶妙な芝居をやり通したと思います。ずっと見ていたかったです。感動しました。

 

○坂東玉三郎さん(正親町天皇)

・・・さすがは人間国宝、その貫禄と迫力に圧倒されました。大河ドラマでの天皇役で印象深いのは『太平記』で後醍醐天皇を演じた片岡孝夫さん。あのときは"この人もしかして本当の皇族なのでは・・・"って思うほどでしたが、今回の坂東玉三郎さんもそれに並ぶ"帝"感が凄かったですね〜。

 

もちろん主人公の長谷川博己さんを始め、本木雅弘さん吉田鋼太郎さんはもはや言わずもがな、というハイレベルな顔ぶれで挙げればキリがないのですが。

 

あと個人的に触れたいのは、今井宗久役の陣内孝則さん、朝倉家・山崎吉家役の榎木孝明さん。大河ドラマといえばこの方たち、という貫禄があって登場すると一気に安定感が出ますね。(笑)今回は出られていませんが、勝野洋さんなんかも。

今回、三淵藤英を演じた谷原章介さんは、きっとこのポジションに収まっていくんだろうと勝手に思っています。

 

川口春奈さんは、急遽の代役を感じさせない熱演でしたね。マムシの娘で信長の妻、肝が据わっているところがカッコよかったです。きっとご本人もそんな心持ちだったのかな。

 

オープニングの曲は重厚感たっぷりで、毎回聴くのが楽しみでした。

 

 

さて、最後に過去10年の大河ドラマを振り返ってみます。

 

2010 龍馬伝

2011 江〜姫たちの戦国〜

2012 平清盛

2013 八重の桜

2014 軍師官兵衛

2015 花燃ゆ

2016 真田丸

2017 おんな城主 直虎

2018 西郷どん

2019 いだてん〜東京オリムピック噺〜

 

この中に『麒麟がくる』を含めて作品の好みに順位付けをするとしたら、さて皆さんはどうでしょう?

私の中では・・・トップに龍馬伝、次に真田丸ときて、その次・・・くらいかな!

 

なんだかとてもダラダラととっ散らかった文章になってしまいましたが、中断もありながらの1年間、楽しませていただきました。

『麒麟がくる』の製作に関わった方々、いち視聴者として、ありがとうございました!

また次作も素晴らしいものになることを期待しています!

長谷川さんの光秀公、新しく、そして本当に素晴らしかった!

私、水色桔梗の旗印は戦国時代の中で一番好きです。

美しいですよね。

 

www.tsuridehitoiki.com

 

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