昨年より新たに始動したアメリカのMajor League Fishing BPTが今年も開幕しました!
(以下、結果はmajorleaguefishing.comより)
日本人選手は昨年に引き続き大森貴洋選手と深江真一選手が出場しています。
大森選手7位!
第1戦はアラバマ州レイク・ユーファウラ。
予選初日24位、2日目16位で準決勝に進むと、ここを4位で決勝に残ります。
決勝では5尾を釣り、総重量16lb4ozで7位入賞。全8戦のツアー、いい滑り出しとなりました。
一方、深江選手は予選グループAを26位に終わり準決勝に進出ならず。次戦に期待です。
なお優勝したのはジェイコブ・ウィーラー選手。予選グループBを首位通過で早々に決勝進出を決めると、決勝では24尾、68lbで2位以下に大差をつけて圧勝。本当に強いですね〜。
第1戦を終えての大森選手のコメントがyoutubeにアップされていました。
次戦はフロリダ州レイク・オキチョビ。
そして第3戦は大森選手のホーム、テキサス州レイク・フォークでの開催という超楽しみな試合が待っています!!
直TVにも出てた!
ちょっと遅ればせながらな情報ですが、川口直人さんのYouTubeチャンネル(直TV)に大森貴洋さんが登場していました!
このような形で露出するのはとても珍しいですね。
1話目はお二人の関係やエピソードが中心でしたが、2話目は現在アメリカ挑戦中のプロの方達についての大森さんなりの意見。YouTubeならではの内容ですね〜。
日本にバスフィッシングが本格流行するより前に単身渡米し、以降は長年に渡ってトーナメントを戦い続けてトップオブトップに昇り詰めた大森さんならではの言葉は、そこに身を置いて戦う本質をシンプルかつストレートに突いています。
アメリカに挑む以上、ナンバーワンを目指しに来たのじゃないのか?と問いたいのだと思いますが、大森さんのようなツアープロは、飯の糧としてトーナメントで戦い続けてきたのであり、またそこで勝つことこそ夢の実現であるというのが絶対的価値観なんだと思います。その証拠に商売っ気が全くありません。(笑)そこが魅力なんですけどね。
今B.A.S.S.などのトーナメントに参加している選手たちの参戦動機は色々あると思いますが、もちろんトップを取るために行っている人もいるでしょうし、勝負を抜きに本場で修行したかったり、あるいは自分の作るルアーがアメリカでも通用するか試したかったり、自らのプロモーションの一環だったりと様々だと思うのでそこは個々人の価値観次第だとは思いますけどね。
それでも、これだけ多くのアメリカ参戦者がいるのは大森さんら先駆者が長い時間と大変な労力を費やした末に積み上げた実績のおかげであることは間違いなく、動画でも大森さんがトップトーナメンターのプライドを覗かせているところはファンとしても嬉しく思います。
大森さんといえば、気に入ったタックルをずっと使い続けることもよく知られています。
ロッドも最近ようやくタトゥーラエリートのシグニチャーモデルが出ましたが、それまで巻きモノは20年くらいTD-Sのグラスコンポジットモデルを使っていたのは有名な話。ダイワもスポンサー的には泣きたかったでしょう・・・。
そのTD-Sが実際に売られていた頃というのは、身の回りのもので言うとスマホなど存在せず、携帯電話の画面が初めてカラーになるかどうか(多分まだなってません)という時代です。
その頃のものをつい数年前まで主力として使い続け、アメリカ最高峰のバスマスタークラシック制覇など数々の栄誉を勝ち取ってきたわけですから、毎年新商品が出るたびにワクワクドキドキしつつ、釣りの腕は一向に上がらない私などには何とも耳の痛い話です。(笑)
全ての釣りを5〜6種のタックルでカバーする。
リールは超ハイギア至上主義、速ければ速いほど良く、ハンドルはカーボンの85mm。
ベイトロッドのトリガーは全て削り落とす。
一度使えると見込んだタックルは何年でも変わらず使い続ける・・・。
ストイックです。
さらに動画ではアスリートとしての意識ものぞかせています。
フルタイムでトーナメントを戦うスポーツフィッシングの選手と考えると、釣り人ではなくアスリートと考えるほうが自然ですね。
既にキャリアはベテランの域。健康第一で、まだまだトップカテゴリーでの活躍を期待しています。
やっぱりコレ。
いつ見ても興奮する、バスマスタークラシック優勝を決めた土壇場の3連続キャッチ。
TAKAHIRO OMORI WINS 04 Bassmaster Classic - BEST COME BACK CLASSIC EVER
釣り関連の動画でこれ以上に興奮するものって無いんじゃないでしょうか?
伊藤巧さんの過去のツイートより。
大森貴洋さんが2004年にバスマスタークラシック優勝の時、使用してたタックル(^^)ラッキークラフトUSA本社にありました♫ pic.twitter.com/1M5lNU7cFB
— Takumi Ito 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) 2016年1月21日
ロッドは例のTD-S、リールは恐らくTD-XのVシリーズで、ギア比は6.3だと思います。
動画で分かるとおりリーリングスピードが超速い!
解説の方の言葉によるとクランクはバグリーのB2のようですね。
アメリカのツアープロとして最高の栄誉を手にした後も何度もトップカテゴリーで勝利を挙げて名実ともにトッププロとなり、昨年から新団体MLFに戦いの場を移しています。
2019年は80選手中25位というまずまずの戦績でしたが、今年はさらに上位にランクしてくれるでしょう!
深江選手との1-2フィニッシュも是非見たいですね!!
(地味に大森さんのシグニチャーモデルのスピニングが気になっています。大森さんがスピニング使ってるところはほとんど見ることが出来ませんが、昔見たときは超絶上手かったような記憶が・・・。)