釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

リールのハンドルは右か、左か。


釣りの話の中で、荒れること必定のこのテーマ。

 

結論はもちろん『好きな方を使えばいい』で落ち着くのですが、そこに行き着くまでに試行錯誤した方も結構いるんじゃないかと思います。

”リール ハンドル どっち”とか”リール 右ハンドル 左ハンドル”なんかで検索したことがある方もいるのではないでしょうか?

 

実は私自身、のべ20年ほどの釣りキャリアにおいてはあまりこのハンドル問題について試行錯誤を重ねたことはありませんでした。

しかし最近になって思うことがあったので、ちょっとここに書き出してみようと思います。

 

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※以下は私個人の話です。ちなみに私は右利きです。

 

スピニングは左。

まずスピニングリールの話から始めると、これについてはずっと左ハンドルだけを使い続けています。どんな釣りにおいても変わりません。

 

きっかけとも言えないような経緯ですが、釣りを趣味とする人の多くがそうであるように、私も父親から釣りを教わりました。

その父が使うリールが左ハンドルだったから、というだけの話です。

当時は理屈も分からずそうしていました。

 

その後バスフィッシングにハマるのですが、当時釣り番組のバス回に出てくる方のスピニングリールは総じて左ハンドルでした。

これは『スピニングタックルはロッドワークがキモだから、利き腕でロッドを扱い、反対の手でハンドルを巻く』という理屈でした。

そういうわけで当時テレビで見ていた、村田基さん、田辺哲男さんなど皆左ハンドルで、並木敏成さん(左利き)だけが右ハンドルでした。

今になって考えてみれば理屈としてはそうなんでしょうけれども、結局最初に馴染んだほうで続けるのがストレスなくて良さそうに思えますね。

 

のちのちオフショアのジギングを始めたとき、他の方のタックルを見るとスピニングリールのハンドルは右の方が多いことに気づきました。これは巻く力が必要な釣りだからという理屈です。

私もそれに倣って少し右ハンドルを試してみましたが、全く上手く出来ずにものの数分で左に戻したのでした。(笑)

やっぱり慣れてるほうでやるのが無難です。

どっちがいいとか悪いとか、そんなの無いと思います。

 

ベイトリールとの出会い。

小学生の頃にバス釣りを始めて、当初はスピニングタックルしか持っていませんでした。リールも巻くとジージーいう(今はあれ絶滅したのでしょうか?)ワゴンリールでしたね〜。

当然、友達の使うベイトタックルにやっぱり憧れてしまいます。ベイトリールでキャストできないと一人前のバス釣りっ子と認められない、そんな風潮が・・・多分今でもあるんじゃないかと思います。

 

バス釣りにハマってから初めての誕生日に、某釣具店のオリジナルブランドの『ハルスペシャル』というリールを買ってもらって晴れて私もベイトリールデビューを果たしました。

ロッドはシマノのバスライズを買ってもらいました。合わせて7,000円くらいのタックルです。

 

友達と釣りに行ってまともに投げられなかったら恥をかくので、バックラッシュせずに投げられるようになるまではこのタックルを持って父親の釣りについて行き、漁港でブッ込み仕掛けを投げていました。(笑)

 

話は逸れましたが、このハルスペシャルというリールは右ハンドル。

当時のベイトリールはごく一部のハイエンド級以外、左ハンドルはラインナップされていませんでした。

その後ダイワのプロキャスターXへとリールを買い替えますが、これも右ハンドル。

スピニングは左、ベイトは右。これが私のスタンダードとなりました。

 

ベイトも左に転向。

すっかり右ハンドルに慣れていたベイトリール。

しかし、中学生となった私に強烈なインパクトを与えるリールが登場します。

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(1999年ダイワ精工フィッシングカタログより)

 

ダイワのTD-X、グリッピングレフト。

現在でも熱烈な支持者が絶えないTD-Zが登場するのは、もう少し後の話。

 

このTD-Xの(釣具にしては)アバンギャルドなデザインに目を奪われ、あのスイッチみたいなやつでクラッチを切りたい!と、私に当時人生最高の物欲が芽生えたのでありました。

この頃のバス用ベイトリールはダイワ、シマノ、リョービの国内メーカーがそれぞれに個性を爆発させていて面白かったですね。既にアブも独自の地位を築いていました。

 

果たして、お小遣いとお年玉を貯めた私にはTD-Xまでは買えなかったものの、その下のグレードであるTD-Sの左ハンドルを手に入れることが出来ました。

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(同上)

 

左ハンドルのベイトリールが欲しかったのではなく、このグリッピングレフトが欲しかったのです!

ここから私のタックルは、スピニング・ベイト共に左ハンドルとなったのでありました。

 

ちなみに写真のカタログ、当時の表紙は・・・、

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テンガロンハットが眩しい反町隆史さん!!

今でも釣り好きで有名ですね。

 

さて、その後釣りから離れていた時期もありましたが、それを経てまたバス釣りに復帰し、大人になった私は資金力に物を言わせて(笑)、ジリオンJドリームを購入。やはり左ハンドルです。

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この頃まではもっぱらオカッパリでの釣りでしたが、レンタルボートでの釣りを知ったことから、徐々にボートでの釣行が増えてくるようになりました。

そうすると自然とタックルの数も増えていきます。

ここで、ひとつの課題が生まれました。

 

右手とっても疲れる問題。

ベイトタックルで巻きモノをするとき、ボートだとオカッパリでは使わないようなディープクランクや重いスピナーベイトの出番が結構あります。

特にディープクランクはボートだと根掛からないし、よく釣れるし、しょっちゅう使います。

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これらを使うとき、重いルアーを重くて長いロッドでぶん投げることになります。

右利きなので当然右腕で。

 

そして右手でロッドとリールを保持し、左手でハンドルを巻きます。

この動作自体に問題はないのですが、引き抵抗のあるルアーを巻くのはロッドを保持するほうの手がものすごく疲れます。

 

右手は『投げる→保持する』の動作でやたら消耗するのに、左手はただ巻いてるだけなのであまり疲れない。

ディープクランクがその日のパターンだったりすると、途中から右手首が痛くなってきて辛いなんてもんじゃありません。

 

そこで、巻きモノ専用タックルには右ハンドルを導入しようと考えたのでした。これがつい5年くらい前の話です。

 

まだ導入部なのですが長くなってしまったので、続きは次回に書きます。

ちなみに話題のNEWジリオンは、左ハンドルを予約しました。 

 

(※続きはこちら)

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