釣りで一息。

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ファストスナップ/BKK。爆速ルアーチェンジャー@釣り道具メモNo.3


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

釣りの最中、ルアーを取り替える手間を大幅に軽減してくれるスナップ。

釣具屋さんに行けば、各メーカーから様々な種類のスナップが並んでいます。

私はバス、ソルトともハードルアーを使う釣りでは必ずスナップを使用しており、これまで様々なものを試してきました。

それぞれに一長一短あるなあと試行錯誤を繰り返してきて、最近ではBKKのファストスナップが価格も安く、使い勝手も非常によく、これを使うことが多くなっています。

 

 

というわけで、このBKKファストスナップの使用感などをまとめてみました。

 

ファストスナップ(BKK)

このファストスナップ、最初はシーバス用にと#2を買って試してみました。

コレなかなかいいじゃん!と他のサイズも買い足してとしているうち、だんだんと増えてきて今のところ#0〜#3までの4サイズをストックしています。

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一番大きい#4もありますが、今のところ自分の釣りには出番がなさそうなので買っていません。

 

中国のフックメーカー・BKK

このBKKというメーカー、ここ何年かでお店で見かけるようになりました。

最近ではシーバス用ルアーのトレブルフックによく採用されているようです。

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(上からカゲロウ、コモモ、ブローウィン)

現在メガバス、ima、BlueBlueのルアーの多くに標準装備されているトレブルフックはおそらくBKKのものです。形状と色味が特徴的です。

BKKは日本の釣具市場では珍しい、中国のメーカーです。

フックは国内メーカーしかあり得ないだろ・・・と思っていたんですが、ファストスナップを使うようになって以降フックも気になり始めました。

いざ買おうと見てみると、プラグ用のトレブルフックが意外と気の利いたラインナップになっていてなかなか侮れないんですよね〜。種類こそ少ないですが価格も安い。最近急激に使用頻度が高まっています。

 

話はスナップに戻って、以下はファストスナップの個人的にイイネ!と感じた点など。

 

特徴その①着脱超簡単!

何よりイチオシのポイントがコレ。

ルアーへの着脱は簡単を極めていて、スナップ界ナンバーワンはまず間違いありません。

この斜めに出っ張っているところにアイを引っ掛けて、

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引っ張るとパチン!と。

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これで完了です。

外すのも超簡単。

通常のクイックタイプでは

開く→通す→閉める

という手順が、このBKKファストスナップでは

引っ掛けて引っ張る

に簡略化されます。

 

下のようにアイが奥まったルアーでは、

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アイを正面に見てスナップを垂直に当てがい、両端を少し押し込んで出っ張りを引っ掛け、

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横向きに引っ張るとパチン!と。

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アイの内径を選ばないのも使いやすさに寄与しています。クイックタイプだと引っ掛ける部分が通せないことがあるので。

 

特徴その②安い!

#0、#1、#2は10個入り、#3、#4は8個入りのパッケージでお値段税込330円(2024年6月現在)。

他メーカーの最安クラスのスナップにこそ及ばないものの、この入数でこの価格はスナップ界では安い。

着脱の簡単さがスナップ界ナンバーワンなのですから、それを考えると商品力の高さが窺い知れますね。

 

サイズ感

#0〜#3の4種を、ピーナッツに取り付けて大きさを比較してみました。

後ろの高さは実測値です。

 

#0 (高さ10mm)


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#1 (高さ11mm)


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#2 (高さ14mm)


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#3 (高さ17mm)


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こんな感じです。

もしピーナッツなど軽量級プラグに使用するなら、#0もしくは#1が妥当だと思います。

 

各番手の個人的使用シーン

#0は個人的にちょっと中途半端なので出番なし。

バス用にはちょっぴり心細い。ライトゲームのプラグ用だと少々大きすぎるかな。そんな感じですね。

 

#1は今のところ、バスのスピナーベイト用あるいはジャークベイト用に使用しています。

下の写真のように、私はスピナーベイトをスナップで接続するやり方を採っているので。

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ファストスナップの形状はスピナーベイトでスナップを使うのに向いていると思います。

 

#2は専らシーバス用として使用しています。

今のところこれが一番使用頻度が高いですね。


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特に夜は手元が見えづらいことが多いので、手軽にルアー交換ができるのは実に重宝します!ありがたい。

 

#3はビッグベイト用スナップとして使用。

これまた非常に重宝しています。

ビッグベイトにはこれまで大きめのクイックタイプ、クロスタイプ、コンビリング、オーシャンスナップとかなり色々試してきました。

クイックタイプはキャストをミスすると(カックンすると)開いてしまうリスクがあり、クロスタイプはサイズが大きくなると開けづらい。

オーシャンスナップはアイ形状が限られる。

ということで結果としてコンビリングを使うことがこれまでは多かったです。

ただ交換にプライヤー必須なのと、S字系を使う場合に動き出しの水噛みがよくないのが難点でした。

その点、BKKのファストスナップならアイと接する部分が少し絞られているので水噛みがよく、何といっても脱着のしやすさが素晴らしい!

カックンキャストになってしまっても開くリスクがないのもいい。

#3でジョイクロ178、スライドスイマー175、タイニークラッシュといった2ozクラスからダウズスイマー、クラッシュ9、スライドスイマー250まで難なく脱着できました。


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メガドッグ、ヒュージペンシルなど大型ペンシルベイトももちろんOK。

ビッグベイトにスナップを使うなら、現状ではこれが最適解では?と思っています。

 

 

さて、ここまで特徴とサイズ感、各番手の個人的な使用シーンを書いてきました。

一方で、これは難点かな?という点もあります。

 

難点①破断強度は低め。

ファストスナップは他のクイックタイプやクロスタイプのスナップとは形状、ロックの方式が大きく異なります。

それ故か、他種スナップの同じ番手や近い大きさのものと比べると破断強度の数値はかなり低いです。

 

例えばスナップの超定番のひとつ、カルティバのクイックスナップは#1の高さがBKKファストスナップと同じ11mm。

お互いの破断強度を比較すると、

カルティバ クイックスナップ・・・10.9kg/test

BKK ファストスナップ・・・9kg

となっており、BKKファストスナップの方が1.9kg低い(※カルティバの方はkg/test表記のため、実測値はさらに差が大きい可能性が高い)数値です。

このほか強度を売りにするスナップでは類似サイズで30kgなども珍しくなく、このファストスナップはスナップ界では破断強度が低い、と認識しておいたほうがよさそうです。

 

ファストスナップの各サイズの強度表記は以下のとおり。

#0・・・6kg

#1・・・9kg

#2・・・14kg

#3・・・23kg

#4・・・36kg

確かに他のスナップと比べると全体的に数値は低めですが、各番手の使用シーンを考えると、リールのドラグ設定はこれらの数値の半分以下になることがほとんどだと思います。ドラグ設定さえきちんとしておけば、おそらく問題ないでしょう。

 

強度を試してみる。

#0で破断強度をテストしてみました。

表記の強度は6kg

ファストスナップをジグに接続し、ラインをスケールに結んだ簡易的な方法です。

ゆっくりと両端を引っ張っていくと、スケールが6kgを超えた瞬間にファストスナップが伸びてジグから外れました。

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つまり表記通りに耐えたことになります。

 

あとは耐久性がどのくらいなのか。

今のところバスとシーバスに使用していますが、これからはオフショアでのSLJやタチウオジギングにも使用してみたいです。

またシーバスで使っている#2がエイとの長時間ファイトに耐えうるのか(鉄腕スナップ#0は歪みましたがギリギリ耐えました)というのも気になりますので、チャンスがあれば・・・試してみたいような、みたくないような。

 

難点②破断強度比では重くなる。

前述の難点①をそのまま逆さまに説明したような話になりますが、他のスナップと同じ破断強度値を求めようとすると、当然ながらこのファストスナップは大きく、重くなります。

 

例えば私はこれまで、シーバスには鉄腕スナップの#0を使用していました。

公式の破断強度は65lb、約30kgです。重さは0.124g

これをファストスナップの#2に変えましたので、破断強度は14kgに下がり、且つスナップの重さは実測で約0.2gと重くなっています。

たった0.076gほどの差ではありますが、従来比では160%アップです。

このパターンはシーバス用なのでルアーの重さを考えるとスナップの重量差はほぼ影響なしと踏んでいますが、より軽いルアーを使う釣りの場合は無視できない影響があることも考えられます。

 

なお、BKKファストスナップ#0〜#3の重さの実測値は以下のようになりました。

#0・・・0.05g前後

#1・・・0.10g前後

#2・・・0.20g前後

#3・・・0.41g前後

私の手元にあるスケールでは±0.02gほどの誤差が出るので、実測値の後に前後と記載しています。

 

一応、個人的に気になった点としては以上2つなんですが・・・結局のところ、ファストスナップの一番の強みである”着脱の手軽さ”を前にすると、

『細けぇこたぁいいんだよ!』

という気持ちになりますね。本当に。

 

まとめ:格段の快適度。

バス、シーバスで半年ほど使用していますが、何度も言うようにとにかく着脱が簡単なので、スナップ使うならコレだな!という気持ちになります。

一方で、私はクランクベイトには接する部分がよりワイドなタイプを使ったりしています。スナップもルアーや釣り方に応じた使い分けをしていくのがよいでしょうね。

また破断強度や重さなど少々気になる点もありますが、それらのことを気にしたくなくなるほどの、着脱の手軽さ。

一度味わうと抜け出せない。

釣りの快適度向上に、超オススメですよ。

 

 

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