前回のウルトラサブスクの記事に続き、二連続でのウルトラマンネタとなってしまいました。
ご容赦ください。ジョワッ!!
55周年だよウルトラマン。
ウルトラサブスク『円谷イマジネーション』を知ったのと同じタイミングで、『TSUBURAYA EXHIBITION』(以下入力が煩わしいので円谷エキシビション)開催のニュースを目にしました。
今年、2021年は『ウルトラマン』放送から55周年という節目にあたり、先述のサブスク、『シン・ウルトラマン』公開、そしてこの特別展の開催といったプロジェクトが続々と発表されています。
特設サイトには”Coming Soon”のプロジェクトもあるようですが・・・?
こちらも期待が膨らみますね!
さて、今回の円谷エキシビションですが、テーマは”想像から創造へ”。
特設サイトにある冒頭のメッセージを以下に引用します。
今年、ウルトラマンは放送から55周年を迎えます。
その間、円谷プロダクションは数多くの世界を想像し、様々な作品を創造してきました。
生み出された作品群はあなたと出会い、今も変わらず <勇気と希望と思いやり> を届け続けています。
本展覧会では、あなたと出会った個性的な作品〈ストーリー〉や、これから出会う物語、
それを紡いできた創造性豊かなクリエイションの数々をご紹介いたします。
初公開となる製作過程のアートワークや、精鋭クリエイターによるウルトラマン55周年描き下ろし等をご覧ください。創業者・円谷英二から始まったこの偉業を先人の遺物とせず、継承し、更なる進化を
未来に誓うクリエイターの「想像から創造へ」の想いが詰まった宇宙初の円谷プロ展示会。
それが、TSUBURAYA EXHIBITION 2021──────
ふむふむ。
初公開となるアートワークは気になりますね。
なにっ!?佐賀で!?
で、この『円谷エキシビション』ですがなんとなんと!佐賀で開催ということであります。
佐賀県立美術館前に【TSUBURAYA EXHIBITION 2021】の看板が出ています。
— TSUBURAYA EXHIBITION 2021_saga (@T_EXHI_saga) 2021年3月19日
看板は2種類あります✨ご来場の際に目印にしてくださいね!https://t.co/giph8onAjP#円谷エキシビ #佐賀県立美術館 #ウルトラマン55周年 pic.twitter.com/uSWBqdsg22
これには驚きましたが、私の住んでいるところからは1時間強のドライブで行けるということもあり、早速足を伸ばしてみました。
私、佐賀好きなんですよね。観光名所がたくさんあるし、唐津焼も好きですし、歴史的にもとても興味深いスポットが多くて。
開催場所は佐賀県立美術館。
佐賀城公園内、佐賀城本丸跡のすぐそばにあります。
旧城内に官公庁に類する施設があることって日本各地によく見られると思うんですが、この佐賀城内の北側にも県庁があります。
写真はありませんが、県庁前はお濠に沿うように並んだ桜がちょうど満開になっていて美しい景色でした。
佐賀といえば明治維新での活躍が印象強いですが、城内とその周辺には佐賀城跡含め、歴史的な観光スポットもいくつかあるようでこのあたり歩き回って一日まるっと楽しめそうです。
こちら佐賀県立美術館での展示は3月20日から始まり、5月9日まで開催されています。
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)が休館日となっていますのでスケジュールにご注意を。
現地にシュワッチ!
やってきました佐賀県立美術館。初めて訪れました。
この建物のデザイン、好きです。
すぐ隣には佐賀県立博物館があります。
受付の入口前には4mほどの高さの我らのウルトラマンがウルトラ仁王立ちでお出迎え。風船方式ですが結構迫力ありました。
入場料は大人1,500円。安いような!?
新型コロナウイルス感染症対策のため、チケットの裏に氏名と電話番号を記入して提出する必要があります。
来場者特典としてポストカードがもらえました。
MARVELコミックスのULTRAMANです。カッコいい!
展示ではまずウルトラ6兄弟のスーツがずらり。
(※写真撮影はOKの場所とNGの場所があります)
壮観です。帰ってきたウルトラマンはウルトラマンジャックが正式な名前なんですね。
ニックネーム的なものかと思っていました。
この6兄弟のスーツの向かいにはスクリーンがあり、ウルトラマン55周年記念のPVが繰り返し流れていました。
2分余りの動画なのですが、私これを見て感動してしまいまして、ちょっと泣きそうになりながらその場に立ち止まって何度も何度も繰り返しみていました。(笑)
探してみたら円谷公式のYouTubeチャンネルにありましたので貼っておきます。
【ウルトラマン55周年記念】PV公開! 2021年 ウルトラマンは更なるステージへ!
『ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか』と、ゾフィー兄さんが語りかけます。確か、『シン・ウルトラマン』にも似たシーンが用意されていたような。
私はウルトラマンに好きになってもらえるような地球人であるだろうか。
今年はその『シン・ウルトラマン』の上映も予定されていますが、それに関する展示もわずかですがありました。
そこではシン・ウルトラマンのモデルとなった、故・成田亨さんの絵画『真実と正義と美の化身』も展示されています。
その隣にはシン・ウルトラマンの企画・脚本を手掛ける庵野秀明さんのメッセージも掲示されており、この絵画に対するとても強い思いが記されています。このコーナーは必見。
前回の記事でも少し触れましたが、私は以前にこの絵を見たことがあります。
改めて見て感じたのは、この絵に描かれているのは『ウルトラマン』ではない、ということ。
まず有名なのはカラータイマーが無い、ということですが、それだけではないと思います。
例えば、『ウルトラマン』はその名に『マン』とあり、身体つきや声(と言っていいのか判りませんが)から男性であろうと察せられます。そして後のシリーズには女性のウルトラマンも登場します。
しかし『真実と正義と美の化身』は、佇まいが男性のようでもあり、曲線的な身体の輪郭や繊細そうな手指は女性のようでもあり、性別を超越した神々しさがあります。
この絵に『ウルトラマン』という題を付けていないのも、成田亨さんが始めに作ったものと、のちに形となった『ウルトラマン』は違うものということなのでしょう。
まあ、私の勝手な解釈ですけど・・・。
それと、背景が青く暗く描かれているのがいつも気になっているんですけど、どういう意味が込められているのでしょうか。絵を見ると、わけもなく絶対にこの背景でなければならないとしか思えないのです。
まあ、私絵画全然詳しくないんですけど・・・。
展示に話を戻すと、ここと前後して丸山浩さんや後藤正行さんによるスーツ案のアートワークなどもあり、主に平成ウルトラマンやニュージェネレーションのデザインや色調がどのような経過をたどって決定されていったのかを窺い知ることができます。
実写にないもののスーツも。
こうして見ていると、赤と銀の組み合わせってとても清廉な印象を受けるような気がします。それは色調が与える印象なのか、ウルトラマンのおかげなのか・・・。
ピグモンさんにレッドキングさんもいました。
他には『かいじゅうのすみか』の展示が面白かったですね。
写真をたくさん貼りましたが、展示物の数自体は少なく、全体を見終えると、あれっもう終わり?感が強いです。入場料1,500円の時点でちょっと察していましたけど。
最後に物販でお買い物。
関連グッズは色々ありました。
子ども連れで来ると間違いなく大変なことになると思います。(笑)
会場限定グッズはTシャツとクリアファイルだったので、ひとまずクリアファイルを買い、あとは申し訳程度にシン・ウルトラマンのフィギュアとウルトラセブンのボールペンを。
商品を入れる袋がカッコいいぞ!
そしてこんなものも買ってしまいました。
ウルトラマン第2話『侵略者を撃て』のビジュアルファイルなるもの。
私、バルタン星人が好きなもので・・・。
クセになっちゃうこの造形。
二代目のデザインも好きです。
買い物を終え、最後に再びお目見えした仁王立ちウルトラマンに別れの挨拶を済ませて、帰路につきました。
人も少なかったしもっとじっくりゆっくり見ても良かった気がしました。もう一度行こうかな。ついでにクリークで釣りできるし。
ボリュームとしては物足りない展示でしたが、『シン・ウルトラマン』が待ち遠しい人は『真実と正義と美の化身』と、庵野秀明さんのメッセージを是非見ておいて欲しいですね。
ウルトラマン、55年間ありがとう!
これからも地球をよろしくお願いします!
最後に、展示冒頭にあった円谷英二さんからのメッセージを。