釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

夏休み昆虫採集@近所の空き地。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

世間の夏休みシーズンも終盤ですね。

我が家の子ども達はまだまだ夏休みを満喫しています。

私の息子は今年から虫とりの楽しさに目覚めて、毎日のように虫とりに行く!と言っては近所の公園に繰り出しています。

しかし都市部の公園で採れるのはほとんどクマゼミばかり。

セミはセミで息子も私も大好きなんですけど、さすがにバリエーションに乏しい。

そこでお盆に家族で実家へ帰省した際、近所にある空き地でバッタやキリギリス、カマキリなどの直翅類をたくさん見せてあげようというのが今回の試み。

そのときのお話です。

 

近所の空き地

その空き地というのは、実家から100mも離れていないところにあります。

所有しているのは自治体で、現地は一面草むらになっています。

広さは目測で幅50mくらい、奥行き100m以上とかなりのもの。

周囲は住宅が立ち並んでいるので、ここも住宅用の分譲地にでもすればよさそうなものなんですが、なぜかずっとただの草むらのまま放置されています。

少なくとも40年以上は何も利用されていません。

年に一度くらいの頻度で草刈りが行われていて、中学生や高校生がときどき通学の近道で歩いて通るのを見かける程度。

 

そんな不思議な場所ですが、春は菜の花が多く見られ、イネ科・マメ科などの草が場所ごとに群生し、そこにたくさんの昆虫を見かけることができます。

多様性に恵まれた、昆虫採集には持ってこいの場所。

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ここでは日中と夜でいろいろな虫の鳴き声が聞こえてきます。

これまでに私が確認した虫の鳴き声は、

・エンマコオロギ

・ツヅレサセコオロギ

・キリギリス

・マツムシ

・アオマツムシ

・スズムシ

・クツワムシ

・ウマオイ(ハヤシノウマオイ)

以上8種。

他にも聞き分けられていないだけで、更にいくつかの種類の鳴く虫がいるはずです。

ここで虫とり大好き息子と一緒に、昼と夜の二部制昆虫採集にチャレンジしました。

 

虫とり昼の部

昼の部の本命はキリギリス

あの物々しくもカッコいい体躯をじっくりと眺めたい。

 

まず家を出ると早速、どこからか飛んできたショウリョウバッタがお出迎え。

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なかなか大きなオスでした。

玄関ポーチは暑いだろうに。

ショウリョウバッタはメスの大きいものは20cm近くになり、飛ぶ姿もノッシノッシと迫力があります。

 

空き地に着くと、早速見つけたのはカマキリ。

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褐色型の幼虫です。

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前脚の付け根がオレンジがかっているので、チョウセンカマキリでしょうか?

 

続いて捕まえたのはトノサマバッタ

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あまり大きくはありませんが、さすがは仮面ライダーのモチーフ。カッコいいですね〜。

息子も喜んでいました。

 

その後は本命のキリギリスを探し続けます。

背の高いススキの群生しているポイントで、鳴き声はそこかしこに聞こえますが・・・。

ススキを掻き分けてみても、なかなか奥まで見通すのは難しく、姿を見つけられません。

これが面白くて、色んな昆虫は一面に広がる草むらのどこにでもいるわけではなく、種類ごとに好む場所にきちんと棲み分かれているんですよね。

 

かんかん照りの暑さの中であまり長時間いるわけにもいかず、適当なところで切り上げて虫かごの中のトノサマバッタを逃がして一旦帰宅。

 

虫とり夜の部

さて次は、楽しみな夜の部にチャレンジです。

いや〜楽しいな、昆虫採集。

夜の部の本命はもちろん鳴く虫。

中でも鳴き声、体とも大きなクツワムシを狙います。

私も息子も、未だクツワムシの実物を見たことがありません。

ワクワクが高まります。

 

夜の部はすっかり暗くなった20時頃に開始。

もう家を出たそのときから、遠くまでよく響くクツワムシの鳴き声が聞こえてきます。

空き地に着いて鳴き声を頼りに場所のあたりをつけていくと、昼の部でキリギリスが鳴いていたエリアからはかなり離れた場所、草むらの奥の方から聞こえてきます。

用心深く草むらの中を進み、鳴き声に耳を澄ませて方向を確かめながら。

しばらく進むと、日中は木陰になっていて背の低い草や葉が生い茂る一角にいるようです。

それにしても鳴き声がデカい。馬鹿デカい。

鳴き声の方にライトを照らすと、いました!

早速捕獲!

 

褐色のクツワムシ。

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なんと美しい造形でしょう。

息子も大喜び。付近のクズの葉と一緒に虫かごに収めて家に持ち帰りました。

 

鳴き声を一晩のうち堪能し、翌朝に採集場所に返します。

これにてミッション達成!

の、はずが。

 

夜の部続き

早々にミッション達成となってしまったのが物足りないのか、息子が『緑のクツワムシも見たい!』と言い始めました。

実は褐色のクツワムシを捕まえたとき、視界の端に緑のクツワムシらしき虫もいたのです。

まあ時間もまだあるし、もう一度行ってみるかと再挑戦。

 

同じポイントで、なんとまあアッサリと捕まえてしまいました。

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こちらもまた息を呑む美しさ。(写真が下手で伝わらずすみません)

帰り道にはウマオイの声が聞こえたのでちょっと粘ってみましたが、近づくとすぐに鳴くのをやめてしまう警戒心の強さで姿を見ることは叶いませんでした。

 

しかしこれで褐色と緑の2匹のクツワムシをゲットできたので大満足!

 

なのですが、この後すさまじい大音量の鳴き声が家中に響き渡ることになります・・・。

長くなったので、そのお話はまた次回に。