こんにちは、訪問ありがとうございます。
早くも梅雨入りです。
タイミングを狙って爆釣したい時期ですね!
今回はルアーの補修のお話なんですが・・・、
こちら私のお気に入りウッドクランク。
ここにですね。
ちょっとしたキズ、塗装剥がれの箇所があります。
ウッドカバーによく投げ込んでいるので、おそらく木にぶつけたか何かのときにできたものでしょう。
ウッドのルアーの場合、こういうところから浸水して浮力が失われたりアクションが変わってしまうことがあるので、早めに対処しておくに越したことはありません。
これに気づかずに使っていると、意外にこういうところにフックが刺さり込んでキズが深くなっていくこともあります。
さて、こういうキズを補修するのには二液エポキシや瞬間接着剤などを使用することがよくあるかと思います。
私はロッドガイドの修理やルアーの補修に二液エポキシ、ロッドのキズにはカー用品を使ってみたりしましたが・・・。
今回は、たまたま見つけて購入したこちらを使ってみます。
100円ショップ、セリアのルアー補修液です。
セリアのルアー補修液
身近な店舗で入手しやすく、もちろん価格は税込110円。
この補修液は合成樹脂で、成分はポリウレタンとポリエステルアクリレートというもの。
ポリウレタンというと塗料やトップコートなどの材料でよく見かけますね。
ポリエステルアクリレートはUV樹脂(レジン)で、これが紫外線によって硬化するものです。
使い方は至ってシンプル。
塗って日光かUVライトに当てて硬化させるだけ。
キャップに刷毛が付いていて、これで補修液を塗布します。
内容物は無臭ではありませんが、有機溶剤や二液エポキシのような刺激臭はありません。
いざ補修。
それでは早速試してみましょう。
刷毛で塗布して・・・。
ただし刷毛だけだと結構大まかな感じになってしまうので、爪楊枝で仕上げました。
まあ、こんなものでしょう・・・。
塗布したら、すぐに日光に当てて硬化させます。
日のよく当たる窓際に置いてしばらく待ちます。
6月初旬の晴れの日、気温25℃前後、午前10時頃の日差しでおよそ1時間。
ばっちり硬化していました。
硬化したところはカチカチではなく、ほんの少しだけ弾力というか粘り気というか、そういうのを感じます。
これで終わり。
塗って、日の当たるところに置いて、ちょいと待つ。
なんと簡単な!
気をつけること
手順は至って簡単なのですが、硬化させるときは以下のことにご注意を。
塗布したらすぐに硬化させる
塗布したら、すぐに硬化作業に移りましょう。
日光に当てずにしばらく置いておくと、補修液が水のようにサラサラなものと、粘っこいものとに分離してしまいます。
この状態になると、その後にいくらしっかり日光に晒してもきちんと硬化しません。
必ず「日の当たる場所」に置く
今回は硬化させるために日の当たる窓際にルアーを置いておきました。
前掲の写真だと、ルアーを置いているのは「ただの明るい場所」に見えますが、硬化させるには「しっかりと日光の当たる場所」に置きましょう。
試しに「日光の当たっていないただの明るい場所」に置いてみたところ、全く硬化していませんでした。
そして上で書いた通り、補修液が分離します。
UVライトを使う場合
36WのUV-LEDライトを使うと約4〜10分で硬化すると表記があります。
これは一般にはネイルのレジンを硬化させるためのUVライトとして広く流通しているものになります。
あいにく所持はしていないのですが、意外に安いんですねコレ。
天候や時間帯を気にすることなく作業できるメリットを考えると、ひとつ持っていてもいいかもしれないと思いました。
さて、ここで思いついたのが『釣り用ヘッドライトに付帯しているUVLED機能を使うと硬化するのだろうか?』ということ。
物は試しと早速やってみたのですが、一晩UVLEDライトをつけっぱなしにして至近距離で当ててみても全く硬化していませんでした。(笑)
結論:超オススメの一品。
今回はウッドのルアーに使用しましたが、勿論インジェクションでも使えます。
作業は簡単お手軽、完成までも短時間。
何といっても入手しやすく、安価というのが嬉しいところですね。
日差しの強いこれからの季節、これで手持ちのルアーを補修してみてはどうでしょう?