こんにちは、訪問ありがとうございます。
12月になって、本格的な寒さがやってきました。
ついに冬・・・冬、です!!!
冬と言えば玄界灘ブリジギング。私も毎年、とても楽しみにしています。
何もかもを忘れ、体力精神力の尽きるまで鼻息荒くジグをシャクり続ける・・・よく仲間内では『時合が来るまでは修行』なんて表現をしています。
でも、私は『ジギンガーズ・ハイ』とでも云いましょうか、そういう感覚のほうが近い気がします。あれは気持ちがいい。
厄介者『船酔い』
さて、そんな楽しい玄界灘ブリジギングですが、私の住む福岡方面からは遊漁船に乗って釣り場まで片道3時間前後の道程となかなかの移動時間。
冬の海はだいたいどこでもそうだと思いますが、風の強い日が多いのでよく海面が波立ちます。すると当然、船も揺れます。
つまり行き帰りの道中も当然ながら、釣りをしている最中も船は大きく揺れている場合がしばしば。
そしてこの時の厄介者が『船酔い』です。
(画像はPixabayより引用)
私も過去、こいつに何度も当たっています。
酷いときには出港5分でダウン、そのまま現地到着後釣りに臨むも5分でゲロゲーロ、残りはキャビンで寝て遊漁料2万円をみすみす無駄にしてしまった・・・という経験もあります。
お金も時間も前日までのワクワクも、全てを水泡に、いや吐瀉物に帰してしまう(失礼)、忌むべき船酔い。
これから遊漁船での釣りをしてみたい方や、どうしても船酔いしてしまう方などの助けになればと、今回は私自身の経験に基づいた船酔い対策を紹介したいと思います。
なお、科学的知見を根拠とした話ではありませんので、ご容赦ください。
船酔いを避けるポイントは3つ!
個人的に、ポイントは3つ。
順番に紹介します。
①寝不足は厳禁!
これ一番大事です!
まず、第一に、何よりも大事なこと。
それは体調を整えておくということです。
中でも最も注意すべきは睡眠不足。
この事については、エビデンスなど突き止めてはいませんが、恐らく科学的知見とも一致を見るものではないかと思います。
睡眠不足の状態で乗船すると、私の経験上でいうと間違いなく船酔いします。酔い止めの薬も意味をなしません。
私が過去ひどい船酔いにやられてしまったときも、思い起こせば常に睡眠不足に起因していたことは間違いないと断言できます。
睡眠不足は、せっかくの準備も、釣行へのワクワクも、すべて吐瀉物へ・・・文字通りに海の藻屑へと消えてしまいます。絶対に避けましょう。
もしも睡眠が足りていないと感じている状態で乗船するなら、早々にキャビンに入って行きの移動中に睡眠をとっておく(且つ、道中の揺れを睡眠でやり過ごす)のが良いでしょう。が、あの環境で眠れない人もいるでしょうから・・・そうなると、いざ横になってみたものの眠れずに酔うばかりということになってしまいます。
やはり前日にしっかり睡眠を摂っておくべきです。勿論、二日酔いなど論外です。
寝不足対策→釣りの準備は前々日までに。
大抵の場合、なぜ寝不足で臨む羽目に陥るのかというと、前日に釣りの準備をしてしまうからです。前日、釣りの準備ほど脳が冴えてしまう行動もないでしょう。
更に釣りのことを考え始めるとワクワクして余計眠れない・・・そんなことはよくあります。
というわけで個人的な睡眠不足対策のオススメは、前々日に準備を全て済ませておくこと。
そして前日は早起きして、仕事をいつもより張り切って、夜は寝床でのワクワクよりも疲労が勝るように調整します。
とにかく睡眠不足は厳禁!覚えておいてくださいね。
②酔い止め薬を服用する
船酔いを避けるために欠かせないのが酔い止め薬。
私はその日の釣りの種類によって飲んだり飲まなかったりしますが(SLJやタチウオジギングでは飲まない)、冬のブリジギングでは欠かさず服用しています。
ドラッグストアなどで酔い止め薬を見てみると少々高いなと感じるかもしれませんが、ここはケチってはいけません!船酔いで釣りが出来ないと時間もお金も全て無駄になりますから。乗り物酔いに弱い人にとっては、プラセボ的な気持ちの問題という意味でも大事です。
そして、個人的に気をつけているのが酔い止めを飲むタイミング。
薬の添付文書には、大抵乗り物に乗る30分前に服用するように記してあります。ただ私の場合、原則は出船時刻の1時間前までに服用しています。
乗船する直前に飲むと、効き目があらわれる前に船酔いが始まってしまうことがあるので、このマイルールを厳守しています。
※薬を飲んだ後の車の運転は厳禁です!現地に到着してから服用しましょう。
酔い止め薬は一箱買っておけば当面もつだろうと油断していると、意外と切らしていたりします(当日酔い止めを忘れた釣り仲間に分けたりして結構減る)。
釣行当日の早朝にコンビニに立ち寄って買う、なんてことが出来ないのでストックに注意しておきましょう。
薬の種類も様々ありますが、水なしで服用できるものが便利です。
私の場合はセンパアQTを常時使っています。
③乗船前に食事を摂らない
上記の①②を踏まえた私の行動パターンは、
起床・着替え・出発→集合場所まで移動→出船1時間前までに現地到着、酔い止め薬を服用→乗船まではタックル準備など
という流れです。
この間、だいたい集合場所までの移動中くらいからお腹が空いてくるのですが、私は乗船する前の食事は一切摂りません。
飲み物も水かお茶に限り、コーヒーやジュース類は摂りません。
これも個人的な経験則によるものです。少しでも食事を摂って乗船すると胃の内容物がグルグルして・・・(以下略)。
ではいつまでお腹が空いた状態でいるのかというと、現地に到着して釣り開始、ひと流し終えて最初のポイント移動のときくらいを目安にしています。
ただし、これは人によってかなりの差があるような気がしていて、お腹が空いているまま船の揺れに晒されると酔うということもありそうなんですよね。これはそれぞれ自分に合った状態を探してみるのが最良でしょう。
船上で食べるものの種類については、特段酔いやすいものとかそうでないものとかは無いかな、と思っています。
備考:乗船後や釣りの最中に気をつけること
以上3つのことは『乗船してすぐに船酔いするのを避ける』というための対策で、乗船後しばらく時間が経ってしまえば途中から船酔いが始まることはあまりないだろうという観点に基づいています。
乗船後の大事なポイントとしては、これは言うまでもなく『近くを見つめない』ということですね。
・移動中する事がないからといってスマホを見たりしない
・釣りの最中はジグ交換やノット組みなどの際に突如船酔いが始まったりするので、短時間で済ませたり、サブタックルを予め準備しておく
など。
あわせて、遠くの景色を見るように意識しておきましょう。
難敵を避けて楽しい釣りを。
ここまでに書いたこれらのことを厳守するようになってからは、少なくとも船酔いで釣りにならない、ということは無くなりました。
乗り物酔いに対する耐性というものは当然個々人によって大きな差があるはずですので、これらを取り入れたからといってすっかりお悩み解消とはいかないかもしれませんが・・・もし参考になる点があれば是非試してみてください。
今回は乗り物酔いに悩まされがちだった私の、個人的船酔い対策を紹介しました。
貴重な釣りの時間、快適に過ごしたいものですね。