こんにちは、訪問ありがとうございます。
今回はちょうど1年程前、発売となってすぐに購入した21ジリオンSVTWについて。
しばらくの間使ってみての感想などをまとめてみました。
私が購入したのは1000XHL、左ハンドルのエクストラハイギアです。
旧モデルである16ジリオンではXXHLを使っていたので、後継機の似通ったモデルに買い替えたという事になります。
そのため、基本的には旧モデルとの比較ということでご留意ください。
主な使用シーン
使用シーンは以下の通りです。
・MHロッド/PE2号+フロロ16lb/7〜28gのジグ・ワーム(この使い方が99%くらい)、ごく稀に2ozまでのビッグベイト
・Mロッド/フロロ14lb/10〜20gのジャークベイト
ほとんどがジグ・ワームのいわゆる”撃ちモノ”での使用です。
ジャークベイトは一応試してみたレベルの話で、これから使っていこうかなと思っています。
なお、先に断っておきますが購入後初の釣行で苦手な冬バスを、しかもなかなかのサイズを釣ることが出来たので私にとってとても縁起の良いリールだという偏見があります。(笑)
巻き感
巻き感が飛躍的に良くなりました。
ルアーを引いているとき、つまり負荷をかけて巻いているときのカッチリ感が今までとは全く違うと感じます。ハイパードライブデザインというコンセプトの下でギアとかハウジングとかが見直されているのですが、恐らくこれの恩恵なのでしょう。巻いていて力強い感じがします。
これまで特段の不満を感じていたわけでは無いのですが、リールの運転操作の大半を占める"巻く"という行為がとても快適になった結果、全体的な使い心地が大きく向上しています。
飛距離
従来より飛ぶかは・・・わかりません。
SVブーストに関してはいまだに飛距離の差はそれほど感じられていません。
とは言え、ノーマルSVでのキャスト終盤の『うわ、飛ばねぇ〜』という失速感は随分と軽減されているように思います。
個人的にあまり気にしていない部分なので、この感想はアテにならない可能性大。
その他キャストに関してですが、スプール高回転時の音が軽減されていると感じます。
そしてSVならではのトラブルレス性能はブーストになっても損なわれていません。
自重、パーミング性能
軽くなり、よりコンパクトになり、ブレーキダイヤルの位置と形状が変わり、これらによって全体的な操作性が格段に向上しました。
パーミングカップがスッキリしたことで握り込んだときに邪魔になる部分が無くなり、釣りがとても快適です。
では軽くなった反面、華奢になったかというと全くそういうことは感じられません。
軽量化のためか、露出しているボディは樹脂の部分もあるのですが使っている上では気になりません。なぜかというと、『ジリオンがヤワなわけないじゃん』という思い込みのおかげだと思います。(笑)
その他
全体的な質感が良くなっています。
見た目ではなく、触って、使っているときの高級感というか、その辺りがこれまでのダイワベイトにあまり無かったところ。
前述した巻き感やキャスト時のスプール回転音のほか、クラッチのON/OFF時の音や感触なども。パーミングしたときの手のひらや指にかかるストレスが無いのも一役買っている気がします。
また、ダイワベイト特有のカチャカチャ音がほとんどしなくなったのも良くなった点です。使用感には特に影響しないところですが、なんとなくチープな感じがしていたので。
ただし、ブーストスプールを従来のノーマルSVに入れ替えるとあのカチャカチャ音が普通に鳴りました。ブーストスプールのピンのところにあるシムのようなものがあの音を軽減しているのでしょうか。
まとめると。
もう34mmスプールのリールは全部これでよくない??
って思ってます。
価格と機能と使い心地のバランスを考えたら、私の使用シーンにおいては今のところ何も文句が無いです。
あとはもう好みの範疇の問題で、ギアはブラスを使いたいとか、丸型がいいとか、遠心ブレーキ派であるとか、そういうこだわりがあるならまた別のにすればいいと思います。
軽さ、頑丈さ、操作性、巻き感、トラブルレス性能、価格・・・いろいろなバランスを考えると、"迷うのが嫌ならコレにしておけばOK!"というのが個人的な結論。
軽量化によって旧モデルより守備範囲が更に拡がり、スプールの入れ替えも駆使すれば殆どのことがこのリールでカバー出来てしまうのではないかと思います。
結局ポジティブなことばかりしか書いていませんが、そのくらい良い出来だと思いますね。
逆に何のクセも無くて味気ないな、と思うかも・・・?