毎日寒いですね。
昨年から今年にかけての冬は寒い日が本当に少なくて、おかげで楽しみにしていた寒ブリジギングも壊滅的な釣果でした。
今年は二度、ブリジギングには行ったのですが・・・ヤズサイズが1本ずつにヤガラが加わる程度の悲惨な釣果であった(だからこのブログに書いてさえいない)ことを、今更ながら白状いたします。恥ずかしい話です。
この冬は期待していいのかな?と胸を踊らせつつも、実生活では久しぶりの寒さに身体が未だ全く適応できておらず、特に睡眠の質が激下がりの状態です。困ったもので・・・。
さて、期待のブリジギングは年が明けてから計画するとして、バス釣りの方はそろそろ釣り納めかなあという時期になってきました。
気づけば師走も半ばをとうに過ぎ。早いものですね〜。
私、冬の釣りは大の苦手、まあ下手を苦手と言い換えているだけですが、せっかくNEWジリオンも買ったことですしボウズ覚悟で行ってまいりました。
昨年の釣り納めはしっかりボウズでしたね。
釣れるのか?
朝は寒くて釣りは辛いし、あまり早く起きたくないし・・・ということで、のんびりと9時くらいからスタート。決して私のやる気が無いわけではありません!
防寒はバッチリ準備してきていたので、顔と指先以外は寒くありませんでした。
あとは運良く釣れることを祈るばかり。
開始も遅めですが納竿も冬は当然早いので、釣りをする時間そのものがまず短い。
短い中でも、冬の釣りは1日に1バイトというのが当然なので、集中力をどう切らさず過ごすのかが難しいです。
寒い中釣り切るほどの腕など到底ありませんから、分かりやすいポイント5箇所ほどに絞って代わるがわる回っていくことにしました。
午前中はベイトや水温を見ながら、特段の成果なし。
ちょっと風の出始めた午後イチ・・・。
ガレ場にフットボールを送り込んだら、のそ〜っとしたバイト。
やりましたー!嬉しい!
これで21ジリオンに入魂も出来ましたが、それより何より冬バスの嬉しさは格別。
47cm、ずっしり重い、ありがたい1尾でした。
その後は風も強まって、1尾で満足してしまった私の集中力もガタ落ちし(笑)、早めの納竿。
1日1バイトが成就しましたので、気持ちよく帰路につけました。
21ジリオンSVTWの使用感など。
実戦デビューした21ジリオンSVTW、幸先よくその日のうちに入魂できました。
まだ1日しか使っていないのですが、その範囲での感想を書いてみました。
なお、ハンドルノブだけはベアリング追加の上、交換しています。スティーズAなどに使われているダイワ純正のものです。
キャスト時、すんごく静か。
キャストしたときのスプールノイズが非常に少ないと思いました。
メカニカルはほぼゼロポジション、0.2mmくらい余裕を持たせた感じで設定。
SVブーストスプールのベアリング部分の仕組みのおかげなのでしょうか?シマノでいうサイレントチューン的な役割を、あの機構が果たしているのか?仕組みはよく分かりませんが、とにかく静かです。
19アンタレスと比べてみると、個人的にはジリオンの方が静かなのではと感じました。
ドラグ音も静か。
開封して色々触っているときに、スプールを押さえてハンドルを回し、ドラグ音を鳴らしてみました。
そのときはドラグ音が大きいと勘違いしていたのですが、実際に糸を巻いて引き出してみると全然静かでした。(笑)
19アンタレスの音の方が断然大きいです。旧リョウガのドラグ音よりは少し大きい・・・のか?くらいのイメージです。
巻き感が・・・。
空回しだと、これまでと違ってギア感あるなあ〜と思っていたのが、実際に使用してみると凄かった。私としては、最も印象的だったのがこの巻き感でした。
ジグ、ワームの他にはダイビングミノー、スピナーベイト、メタルバイブなどを使っていたのですが、巻いた感じは、静かで、しっかりしていて、雑味が無い、というんでしょうか?まあスティーズ持っていないので、スティーズはこのレベルなのかもしれません。
少なくとも直近に購入したダイワのベイトリール、アルファスCTや20タトゥーラとはもう全然、全然!違う!!
これがハイパードライブデザインの効果なのでしょう。恐らく。
私は今まで『巻き心地』というものにそれほど頓着していなかった分、本当にこれは凄いと言い切れるかちょっと自信無い部分も正直ありますが(笑)、逆に気を払っていないのに『おぉっ!!』と思わせるほど印象的な点ではあった、とお伝え出来るかと思います。
SVブーストの威力はいかに?
これは正直、まだよく分かりませんでした。
ただ確かに通常のSVより後半の伸びは感じます。これは明らかだと思います。
キャストフィールは個人的には、マグフォースZやシマノの遠心ほどの抜け感は無いな、と感じました。あくまでSVなので当然といえば当然なんでしょうけど。
今回はフルキャストをほとんどしていないのと、ルアーウエイトの幅も5/8〜3/4ozくらいでダイヤルは6〜8しか使わなかったので、また色々と投げて試してみようと思います。
特にSVが得意としている軽めのルアーやスキッピングのしやすさを確かめてみないことには何とも、というところですね。
なお、この日はほぼ無風〜時間帯によって7mほどの強い風が吹く状況でしたが、1日トラブル無しでした。
ラインはPE2号+リーダーにフロロ14LBを5ヒロ。ナイロン下巻き込みでスプール容量の95%ほど巻いて使用。
限られた使用状況、且つ1日しか使っていないという前提で、今のところは『SVのトラブルレスはそのままに、キャスト後半の伸びはSVより良くなった』という体感です。
パーミングしやすい。
ロッドにセットして握ると、16ジリオンからグッとコンパクトになったことがよく分かります。
ラバージグやテキサスリグを操作するとき、しっかりパーミング出来るので手首へのストレスが少ない。またブレーキダイヤルが下に収納されているので指へのストレスも少ないです。
スペック上で同サイズのスティーズやタトゥーラと比べて、パーミング性がやや不利だったジリオンでしたが新モデルは文句無しです。
まとめると。
釣りに使う上では16ジリオンで充分ですし、そもそも私は16ジリオンを完成度の高いリールだと感じていました。
しかし、今回の21ジリオンは使って分かる気持ちよさがあります。
もともと質感より実釣性能優先という感じの色が強かったダイワベイトですが、ここにきて質感もグッとレベルアップしてきました。
価格、スペック、質感のバランスを考えると・・・ん〜・・・これは、相当すごい。
少なくとも私には、そう思えました。
恥ずかしい話で恐縮ですが、私はリールを購入して開封し、家で色々触っているときが気持ちのピークであることがほとんどです。
しかしこの21ジリオンは、実際に使ってみたときがそのピークでした。こんなリールはなかなかありません。
まあ、欲を言えばカラーはシルバーよりガンメタがよかったかな。今回のシルバーも実物はなかなか悪くないんですけど。
ジリオンの歴代ガンメタカラーはどれもかっこよくて好きだったんですよね。
そんなわけで、21ジリオンに感心し、なんとか1尾釣ることも出来て充実した釣り納めとなりました。
あ、スローには年内もう一度くらい行くかもしれません。
寒いですが、皆様どうぞご自愛ください。