何故でしょう・・・またリールが増えました。
給付金をアテにポチった訳ではありません。
書類が自宅に届いてすぐに申請はしましたが、私の財布に入る金額は悲しいかな、ゼロの予定です。
そんなわけで文字通りの衝動買いだったわけですが、ミドルクラスのタックルはよく情報を吟味して悩み抜いて買うのに対し、ハイエンドのタックルを買うときってだいたい冷静さを失っているときですよね?そのパターンです。(え?違う?)
やってきたのはこちら。
19アンタレスHGです。
手元に届いて開けてみて、『うわ〜、やっちまった』と少々後悔の念がこみ上げてきたのは言うまでもありませんが・・・。
ちなみに私にとっての初アンタレスです。
そもそもバス用のハイエンド自体、かなり前にジリオンJ-DREAMを買って以来です。
私の所有するベイトリールはほぼダイワが占めていたので、シマノのベイトはスコーピオン70以来。
箱を開けて手に取り、しばらく触ってみて、
『やっぱりフラッグシップってスゴいな』
と思いました。
ステラSWを買って(あれも衝動買いだったな・・・)手に取ったときも同じように思ったのを覚えています。
フラッグシップでも実釣性能全振りという感じのダイワに対して、シマノはデザインや質感などの所有欲を満たす要素にも重きを置いているのが特徴ですね。
このアンタレスの自重は220g、現代のリールの中では重い部類に入りますが、逆にこのくらいあった方が手に取ったときや手元に置いたときのズシッとした高級感というか貫禄というか、そういうものが出るからいいと思います。このあたりを踏まえると、スティーズが最高級スポーツカーなら、アンタレスは最高級ラグジュアリーセダンという感じでしょうか。
こんなこと書いてたらスティーズも欲しくなってくるゾ。
用途はどうする。
自分の手持ちの中での用途で考えると、ジリオンTWと役割が被るのかなあ、と思いつつ、どう使っていくかを考えてみました。
ジリオンTWのスプール径は36mmで、中〜重量級のルアーを投げるのに適しているのですが、果たしてTWHD以降の後継機は出るのだろうか?というのを少し疑問に思っていたところがありました。
ジリオン10を見て、もしかして今後TWとSVTWはシリーズ内で統一されて、あとは替えスプールで遊んでね、みたいなことになるのではと・・・。
そんな勝手な予想もありつつ、次に買い換えるなら、34mmでもいいかな・・・ボート釣行が多いし、遠投よりレスポンスや汎用性の方を取ったほうがいいのかもしれない。スプールのバリエーションも豊富だし。などと漫然と考えていたところに衝動買いした34mmの19アンタレスが乱入。
アンタレスシリーズといえば大口径スプールで重いルアーを大遠投、というイメージが強かっただけに今回の19アンタレスの34mm、しかもナロースプールというのは中々思い切ったな、と思っていました。ラインキャパもアンタレスにしては少ないです。
従来のアンタレスファンはどう感じているのか分かりませんが、私のようなアンタレスビギナーには取っ付き易いかな、という印象です。
というわけなので、とりあえずジリオンTWの立ち位置に入れてみて、重めの巻きモノに使ってみることにしました。
早速使ってみる。
ベイトPEタックルも試してみたかったので、ラインはPE8本編みの4号(50LB)を巻いてみました。
リーダー無しの直結、ラインにはバリバスのPEにシュッ!を吹いておきます。
使い勝手がよければ、いずれPE2号程度+リーダーというのも試してみたいです。
内部ブレーキは2個ON。
以前スコーピオン70を使っていたときは3個ONにしていたのですが、何となく左右対称じゃないのが気持ち悪くて・・・本当に気持ちの問題だと思うんですけどね。
外部の方はひとまずブレーキMAXで。蛇足ですがダイヤルの回す向きが、パット見で間違えやすい。
メカニカルのゼロポジションを出すのが少し難しいですね。どこまで締めてもカタついてるような・・・と戸惑いましたが、要するにピッチが細かい。逆に言えば微調整が効きそうです。
さて、今回もスキマ時間を利用して近所のリザーバーへ。
この日はめちゃくちゃ暑くて、釣りをするには少々辛かったです。
旧ゾディアス176MH-Gにセットし、まずは1/2ozのスティーズスピナーベイトを投げてみました。
まず感じたことは、軽く振っても飛距離が出る!そしてスプールの高回転時もやたら静か!!
低慣性化にこだわったMGL3スプールですが、最近アルファスCTSVを投げ慣れているせいか、レスポンスについては驚くほどの感動は得られませんでした。前提条件が違うのでそりゃそうだろう、って話ですが・・・。
しかしキャスト終盤の伸びは素晴らしいです。
面白いのは、同じ伸びでも大口径スプールの終盤にオーバーランする感じとは全く違っていて、ルアーの自然な失速に繊細に追従していく感じ。ここが気持ちいい!すごいなあコレ。
そして、この日は比較的風が強かったにも関わらずバックラッシュゼロでした。短時間とはいえ、一度も起こらなかったのには驚きました。
外部ダイヤルは初使用ということもあって保守的に、14の目盛りのうち始めは前述のとおりMAX14、しばらく投げて12、またしばらく投げて11、とここまで。
飛距離充分でトラブルレスな短時間釣行でした。今度はもっとセッティングを詰めてみようと思います。
それにしても、使っていてとにかく気持ちがいいリールです。使ってみて改めて、
『やっぱりフラッグシップってスゴいな』
と感じた次第です。
入魂は?
で?釣れたのかって??
・・・。
釣れましたよ!!!
強風+濁りの状況だったので、スティーズスピナーベイトだとアピールが足りないかな?と思い、クリスタルSウインドレンジのデカコロ5/8ozにチェンジ。
しかしバイトが無く、次第に今度はなんとなく強すぎるような気がして、ウインドレンジのデカコロじゃない方の1/2ozへとチェンジ。
↓の記事のときに釣れたのがコレでした。
すると、ルアーチェンジして数投目でバイト!!
小さいです。30センチも無いくらい。でも嬉しい!
アンタレスに入魂できました!
それにしてもウインドレンジは釣れるなあ〜。風や濁りでもしっかりアピール、頼りになります。
入魂できたし、アンタレスは使っていて気持ちがいいし、上機嫌で帰路に着くことが出来ました。
アンタレスビギナーの私ですが、使用感を端的に表すと、『アンタレスを使うためにまた釣りに行きたい』と、そう思わせてくれるリールでした。
ナイス衝動買い。(笑)