とりあえずバス用に使ってみて、そのコストパフォーマンスをしっかりと発揮してくれた19ストラディック。
簡単に出来るカスタムとして、今回スプール受けにベアリングを追加してみました。
リジッドサポートドラグ非搭載の19ストラディック。
スプール受けにベアリングを追加するのは、ストラディックがリジッドサポートドラグ非搭載機種だからです。
ではそもそもリジッドサポートドラグって何だ?というと、
メインシャフト、スプール内のベアリング2点でスプールを支持することで、スプールのフラツキを抑え、安定した滑らかなドラグ性能を発揮します。
(シマノ公式HPより)
という事だそうです。
要するにスプール内とメインシャフトのスプール受け部にベアリングが入っていますよ、ということ。
で、この機能は定価だいたい3万円以上(一部違うものもありますが)のスピニングリールに搭載されています。
シマノの汎用機でいうとコンプレックスとかツインパワークラスから上のクラスですね。
この19ストラディックには搭載されておらず、スプール受けにはベアリングの代わりにプラスチックのカラーが入っています。これをベアリングに交換します。
なお、スプール内にはベアリングの追加は出来ませんので、ベアリング支持1点のいわゆる『なんちゃってリジッドサポートドラグ』になります。
こんなのもう気分の問題じゃないの!?と言われそうですが、私自身そう思っています。(笑)
必要なもの
・リール本体
当たり前ですが。
・交換用ベアリング(1170)
今回もいつものようにミネベアを注文。
1170ZZです。
・六角レンチ(0.89)
シマノのスピニングリールを分解するのにほぼ必須。
ホームセンターに行けばこんなのが売ってます。ストラディックには0.89サイズのものが合いました。
・グリス
ベアリングのグリスアップ用に・・・というかそもそもメンテには必須ですね。
私はグリスもオイルもシマノ純正が好きなのでこれを使ってます。
所要時間は10分くらい。
作業は簡単です。
ひとまずベアリングをグリスに浸けておきます。
先に洗浄するかはお好みでどうぞ。
本体。まず始めにドラグを緩めてスプールを外します。
メインシャフトに通っているワッシャー4枚を上から順にゆっくりと取り外します。
カラーの付いた黒いプラ部分がイモネジで留めてあるので、六角レンチで外します。
外れました。
部品は取り出した順に並べておく、鉄則です。
で、この右端の部品を・・・
バラすとこうなります。
ピンを外すとき、飛んでいって失くさないように注意!
で、この中央の白いカラーをベアリングに交換してあとは逆の手順で元に戻すだけ。ピンの出っ張りを本体側の部品の溝に合わせるのだけ注意。
完成!
ドラグ性能はアップしたのだろうか・・・?
また使ってみて感想を書きます!
(※使ってみた感想の記事はこちら。なかなかイイ)
簡単カスタムのススメ。
ハンドルノブと、このスプール受けへのベアリング追加は分解というほどの作業を必要としないのでとっても簡単。
(※ハンドルノブのベアリング追加方法)
工具さえあれば合わせて20分足らずで終わりますのでオススメです。
性能アップはもちろん、ちょっとカスタムするだけで愛着も増しますしね。
これまでリールのカスタムに興味が無かった方に是非トライして欲しいです。
(本当はC3000HGが欲しかったけど・・・番手ごとに出す時期が違ったので私は2500SHGを購入しました)
暑くて釣りに行く気にならない・・・。